あなたは絶対入れない、世界の「一般人立入禁止区域」25選
伝統や文化に由来するものや秘密事項を扱う特殊な場所、さらには行きたくても行けない場所など、選ばれた人や専門の研究者などほんの一部の人間しか立ち入ることの出来ない場所があります。そんな世界中にある望んでも行くことが出来ない一般人立入禁止区域となってる25ヶ所の紹介です。
1. ラスコー洞窟(フランス)
約2万年前の旧石器時代にクロマニョン人によって描かれた壁画がある洞窟。1960年代に、観光客が発する二酸化炭素によって壁画が劣化し始めたため洞窟は封鎖されています。現在は限定された研究者のみが入ることが許されています。また、ほぼ同時期に描かたスペインのアルタミラ洞窟壁画も同様に劣化がひどくなっているため非公開となっています。
2. 北センチネル島(インド領アンダマン諸島)
この北センチネル島には50~400人の先住民・センチネル族が住んでいると考えられています。センチネル族は他の部族や現代の文明と接触することを拒んでおり、インド政府から保護されています。そのため、センチネル族が話す言葉・センチネル語は、研究が進まず未だに謎に包まれています。
3. 伊勢神宮(日本)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)と豊受大御神 (とようけのおおみかみ)を祀る伊勢神宮(正式名称は神宮のみ)。690年から現在に至るまで20年に一度、内宮と外宮の正殿・14の別宮の社殿を作り替え神座を遷す行事「式年遷宮」が行われる。また、伊勢神宮の正宮には一般人が内部に入ることは出来ず、写真撮影も許可されていません。
4. クラブ33(ディズニーランド)
カルフォルニアのディズニーランドと東京ディズニーランドにある一般非公開となっている会員制レストラン。元はウォルト・ディズニーが接待用レストランとしてディズニーランドのニューオーリンズ・スクエアに作られたレストラン。会員の募集はほとんどされておらず、現在は14年待ちの状態と言われている。
5. メトロ2(ロシア)
KGBのコードネーム「D−6」でも語られるメトロ2は、公共交通機関「モスクワ地下鉄」に並行して走るスターリン時代に建設された秘密の地下鉄網。地下50m~200mに作られたメトロ2は、4線ありモスクワ地下鉄より総延長が長く、クレムリンを始め、ロシア連邦保安庁本部、政府専用飛行場・ヴヌーコヴォ2、地下都市・ラメンキなどモスクワの重要な場所に繋がっているとされています。この地図はアメリカの軍事諜報機関が制作したものです。
6. マウント・ウェザー災害対策本部(アメリカ)
マウント・ウェザー災害対策本部(Mount Weather Emergency Operations Center)は、ワシントンDCから77km地点にあるアメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)の施設。自然災害等の国家的な緊急事態におけるアメリカの政府存続計画で使用される場所として想定さています。1959年に地下施設(エリアB)が完成し、1979年に地上トレーニング施設(エリアA)が建設されています。また、この地下施設は核戦争に備えたものとの噂が絶えません。
7. バチカン秘密記録保管所(バチカン市国)
約3万5000点の文書が所蔵されているローマ教皇庁のバチカン秘密記録保管所(Vatican Secret Archives)。17世紀にパウルス5世によりバチカン図書館から分離され、外部からの閲覧は固く禁じられ内部の極一部の学者のみが可能となっていましたが、1881年にレオ13世によって年に100人程度の外部研究者にも公開されています。また秘密(Secret)と冠していますが、実際には私的(private)の意味に近く、歴代教皇の私的な文書が多くコレクションされています。
8. ホワイツ紳士クラブ(イギリス)
王族、または非常に強力な地位にあるもののみが会員となることが出来る1693年に設立されたロンドンで最も古く排他的な紳士クラブ。設立者はイタリアからの移民フランシスコ・ブランコであり、その苗字(ブランコは「白」を意味する)からホワイトと名付けられました。18世紀頃、ブランコが経営していたホットチョコレート屋をギャンブル専用の排他的なクラブに作り変えてことが始まり。賭けの内容はスポーツ全般に渡り、フランス革命やナポレオン戦争の勝者などの政治的なこと、さらには変わった賭け事が行われていたことが記録されており、「窓の2つの雨だれのどちらが先に下まで行くか」などもあります。近年では第75代イギリス首相のデーヴィッド・キャメロンが名を連ねています。
9. 朝鮮労働党39号室(北朝鮮)
1974年、金正日により設立された北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会書記局所属の外貨獲得機関。名称の「39号室」は朝鮮労働党の3号庁舎の9号室を意味しているとされる。下部機関として120の企業を管理しており、ミサイル関連の取引から海産物・まつたけまでを扱っている。またアメリカ陸軍大学戦略研究所が発表した論文によると麻薬密売、通貨偽造、偽造たばこの密売などを行っている。
10. イギリス空軍メンウィズヒル基地(イギリス)
アメリカ(アメリカ国家安全保障局:NSA)を中心にイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが参加する史上最強の盗聴・通信傍受システム「エシュロン」施設があるとされるイギリス空軍の基地。欧州議会により存在を指摘されていますがアメリカ政府は認めていません。また、協力国として日本も含まれており、青森県の三沢飛行場付近に傍受施設が存在していると言われています。
11. コカ・コーラのレシピが収められた地下金庫(アメリカ)
コカ・コーラの秘密のレシピ(フォーミュラ)は、2011年12月にアトランタのサントラスト・バンクの地下金庫から、創業125年の記念事業として建設されたコカ・コーラの博物館「ワールド・オブ・コカ・コーラ」の地下保管施設に移されています。もちろん現在でもレシピは公開されていおらず保管施設内部にも入ることが出来ませんが、この施設自体は一般公開されています。2011年にコカ・コーラ最大の秘密「7X」のレシピが明らかになったと話題になりましたがコカ・コーラは「本物とは違う」としており真偽は謎となっています。
12. エリア51(アメリカ)
ネバダ州の砂漠の真ん中にあるアメリカ空軍基地「グレーム・レイク空軍基地」の通称。何らかの秘密事項が存在していることは確かであり、基地へは立入禁止であり撮影も禁止されている。
参照:エリア51で働いてたけど何か質問ある?
13. メジゴーリエ(ロシア)
1979年頃に作られ1994年まで地図にも存在しなかったロシアの閉鎖都市。1万8000人程が住んでおり、現在でも一般人の立ち入りはできません。
14. スネイク・アイランド(ブラジル)
ブラジル最大の都市サンパウの沖合にあるロイーリャ・デ・ケマダ・グランデ島(通称、スネイク・アイランド)には、世界で最も強い毒を持つヘビの一種「ゴールデン・ランス・バイパー」が生息しています。0.43平方キロメートルの島内には約5000匹のゴールデン・ランス・バイパーが生息していると推測されています。現在は灯台の管理人のみが住んでおり、研究者以外の一般人はブラジル軍により規制されています。
15. スルツェイ(アイスランド)
1963年に海底火山の噴火から新島を形成したアイスランドの南にある島。1965年にアイスランド政府により聖域宣言を行い、少数の科学者のみが島に上陸することを許されています。
16. グーグル・データセンター(アメリカ)
エリア51並に厳重な警備がされていると噂されるグーグルのデータセンター。日本でもそうですがデータセンターの場所はあまり公にはなりません。
17. 秦始皇帝陵と兵馬俑坑(中国)
中国史上初の皇帝である秦の始皇帝の陵墓。所在地がわからなくなっていましたが、1974年に地元の住民が井戸を掘る時に発見した。現在は、武士俑の表面に塗られた顔料の酸化を防止する手段が無いため中国政府により発掘が中止されており、一部の発掘され公開されているのみである全容を見ることは出来ない。
18. イングランド銀行の地下金庫室(イギリス)
かつては世界の海外投資の43%を占めたという統計もあるイギリスの中央銀行。現在は総額約19兆円とも言われる金塊であふれかえっています。その地下金庫室に入るためのたった一つの方法は、90cmの鍵で入ること。この場所で働く人は名前はトップ・シークレットとなっています。
19. スヴァールバル世界種子貯蔵庫(ノルウェー)
ノルウェー領スヴァールバル諸島のスピッツベルゲン島にある種子を保存する種子銀行。植物の絶滅を防ぐことを目的とし、マイナス20度(冷却装置が壊れた場合も永久凍土の影響でマイナス4度を維持)で種子を保管しています。2008年にビル・ゲイツの主導のもと操業を開始し現在は、ノルウェーの独立国際機関グローバル作物多様性トラストによって運営されています。施設内には50万種保存(2010年)されており、最終的な目標は450万種の種子を保存することである。また、20年毎に1種あたり500粒を全て入れ替える予定となっています。
20. ボヘミアン・グローブ(アメリカ・カリフォルニア州)
芸術を愛する紳士たちが集う世界屈指のエリートクラブ「ボヘミアンクラブ・オブ・サンフランシスコ」がカリフォルニア州ソノマ郡モンテ・リオに所有するキャンプ場。100mを超えるセコイアがたちそびえるる敷地内では、毎年7月下旬に2週間に渡る会合が開催される。3000人の会員や招待客、従業員を終了できる設備が完備されており、その時のモンテ・リオの人口は約4倍に膨れ上がります。また、このボヘミアンクラブへの入会条件は正会員2名以上の紹介と簡単であるが、常に満員のため15年から25年程度待つ必要がある。
21. パイン・ギャプ(オーストラリア)
オーストラリアとアメリカ政府により運営されているパイン・ギャプは、中国・ロシア・中東などの世界の3分の1の地域を監視するアメリカのスパイ衛星の運用を行っています。公海上のスパイ船からの盗聴や妨害などを考慮し、オーストラリア中央部の砂漠の中に位置しています。
22. 契約の箱(エチオピア)
契約の箱は、旧約聖書に記されている十戒を刻んだ石版が収めたれたアカシアで作られ純金で覆われている箱。現在失われており、その経緯もわかっていないとされていますが、エチオピア北部にあるエチオピア正教聖地とされるアスクムの「シオンのマリア教会」では世界で唯一、契約の箱を保管していると主張しています。この地を離れることが禁止されている司祭以外は、誰も内部に入ることできません。
23. ウーメラ試験場(オーストラリア)
ウーメラ試験場は、オーストラリアにある世界一広い陸上射撃場(本州の半分、または九州4つの面積)です。軍の資材実験や宇宙航空施設などに利用されており、一般人の立入禁止だけではなく防衛関連の施設の写真撮影・写生なども禁止されています。
24. プリピャチ(ウクライナ)
1970年代にチェルノブイリ原子発電所の従業員用に建設された地図にも乗らない閉鎖都市として建設された街。しかし、1986年に起きた原発事故により、当時5万人近くいた住民全てが避難しゴーストタウンとなっています。現在も高レベルの放射線が計測されているため立入禁止区域に指定されていますが、一部エリアでは観光ツアーなども行われているようです。
25. マリアナ海溝(太平洋)
マリアナ海溝の最深部・チャレンジャー海淵(1万911メートル)は地球上で最も深い場所。特に立ち入り禁止区域に指定されているわけではありませんが、特殊な装備が必要となるため映画監督ジェームズ・キャメロンを含めこれまで3人しかこの地点に到達していません。
ソース:25 Places You Wish You Could Go Visit But Can’t
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