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Netflixは海賊版ネットワークのランキングを見てどの映画を買い付けるかを決めている


お安い月額料金で映画やテレビ番組を見放題になる動画ストリーミングサービス、日本でも先日「Hulu」がサービスインし人気を博しています。少し古い作品の権利を安く買いつけるところが利益の源になるのですが、この作品の選定には海賊版ネットワークでのランキングが影響しているそうです。


アメリカ・カナダで大きなシェアを持ち、先日オランダでもサービスインした「Netflix」の買い付け担当者、Kelly Merrymanがメディアに語ったところによると、Netflixでは作品の選定にBittorrentでのダウンロード状況を考慮に入れているそうです。

以前、映画「ハート・ロッカー」を違法ダウンロードした人のIPアドレス2万4千538件が公開されるという事件がありましたが、これを見てもわかるとおり海賊版ネットワークでは需要が明確に可視化されます。

つまり大きなニーズがすでに見えているため、海賊版ネットワークでよくダウンロードされている作品を仕入れていけば必然的にたくさん閲覧されるということになります。

さらに、安価にサービスを提供することで海賊版の利用者を取り込むことができれば、結果として海賊版被害を減らすことができます。権利者のほうも違法に利用されるよりはマシということで思惑が合致します。実際、3年前にカナダでNetflixがサービスインして以来、国内では海賊版のダウンロードが50%も減少したそうです。

海賊版被害を完全にゼロにすることは恐らくできませんが、コンテンツの入手から再生までの各ステップを安価・容易にすることでわざわざ海賊版をダウンロードしようという人は確実にへるのではないでしょうか。

ソース:Netflix baseert aanbod deels op populariteit video’s op piraterijsites – IT Pro – Nieuws – Tweakers

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