科学と技術

兵士の筋力をアシストする「スキンスーツ型強化外骨格」をDARPAが開発中


兵士の持ち運ぶ荷物の量は日々増加の一方で、無限に弾を撃てるゲームのキャラクターの現実的な姿を笑えない状況になってきました。そこでアメリカ国防総省の研究機関DARPAは戦闘服の下に着られて、兵士の筋力をアシストできる「スキンスーツ型強化外骨格」を開発中です。


敵陣深く潜入する作戦は、秘匿性を高めるため少人数で行われ、補給の機会も限られています。そのため、任務に必要な爆薬や長期間の戦いに必要な弾薬、そして食料など膨大な荷物を持ち運ばなければなりません。

湾岸戦争において、砂漠に点在するスカッドミサイルの発射台を襲う「スカッド狩り」に参加した英軍特殊部隊の兵士の手記「ブラヴォー・ツー・ゼロ」でも、80kgにならんとするリュックを背負って砂漠を長距離歩くシーンが登場しますが、これでは実際に戦う前に疲労してしまいます。

また、長期的には足腰、脊椎に負担がかかり、慢性的な腰痛や関節炎などのトラブルにもつながり、兵士としての寿命が短くなってしまいます。

そこで国防総省の研究機関DARPAでは「Warrior Web計画」を立ち上げました。これは各種装備の運搬方法を研究する計画のようですが、その一環として兵士の筋力をアシストするデバイスの開発がすすめられています。

Warrior Web計画の概要。体全体に荷物の重量を分散するシステムとともに、足腰などの関節の負担を軽減する低消費電力のアシストデバイスを開発。戦闘服の下に着られて目立たないものになると記載されています。

また、アシストデバイスは補助だけでなく、筋力の倍加もできるようになるとのこと。現在はエアシリンダーなどのメカメカしい見た目ですがいずれはスキンタイトなものになるということです。

光学迷彩繊維とセンサーを織り込んだボディースーツを着た兵士達、というのが現実に近づいてきましたね。開発テスト中の動画はこちらから。
Warrior Web demo – YouTube

ソース:Warrior Web

関連記事

まさにロボコップ、軍用強化外骨格「XOS2」のかっこよすぎる動画 - DNA

アメリカ国防総省研究所DARPA、災害復旧工事用ロボットを公募で開発する「DARPA Robotics Challenge」を開催 - DNA

無限に弾を撃てるゲームキャラは、どんな荷物を背負っているのか分かる動画 - DNA

どうみても殺戮ロボットのプロトタイプ、ボストン・ダイナミクス社製「PETMAN」の動画 - DNA

ブルース・ウィリスをみんなが殺しにくるニセ映画「EVERYBODY WANTS TO KILL BRUCE」 - DNA

Boston Dynamics社の軍事用マネキン「Petman」が真の姿をあらわす - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧

Twitter上のコメント一覧