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ゲーム開発会社シミュレーションの「海賊版」に「海賊版のせいで売上悪化」するトラップが仕込んであってパニック


自分の会社の製品の海賊版を作ってバラまく……というのはどう考えても頭がおかしくなったとしか思えない暴挙ですが、とあるゲームメーカーが、自社の「ゲーム開発会社シミュレーション」にユニークなトラップを仕込んで放流したのが話題となっています。


「Game Dev Tycoon」はゲーム開発会社の社長になって、様々な苦難を乗り越えつつ会社を成長させるシミュレーションゲーム。最近はこういう感じの正統派ゲームは少なくなってしまいました。
Game Dev Tycoon – YouTube

さて「Game Dev Tycoon」の発売と同時に、開発者の一人であり開発元のGreenheart Gamesの共同設立者であるPatrick Klugはとある賭けに出ました。

こっそりと「Game Dev Tycoon」の「海賊版」を作り、自分が開発者であることがバレないようにBitTorrentを使ってバラまいたのです。

1日後に計測された匿名の使用統計。正規購入者の10倍以上、全体の9割を超える人が海賊版で遊んでいることが分かったのです。

誰がどう考えてもこういう結果が出るのは明らかですが、なぜこんなことをしたのでしょうか……。

「海賊版」にはある仕掛けがしてありました。なんとゲームが進むと「ユーザーが海賊版ばっかり買うから破産」イベントが仕掛けてあり、クリアできないようになっていたのです。

ネットの質問サイトには「どうやったらクリアできるのか」という質問が続出し、いかに海賊版で遊ぶユーザーが多いのかが明らかになりました。

ゲームはわずか8ドル(約790円)で同時に3台までインストールが可能、DRMもかかっていないのでコンピューター間の移動も特に問題はないというラクチンな仕様ですが、それでもここまでコピー被害が出ます。

開発者は、決済手段がなかったり単にお金がなかったりして海賊版を使用せざるを得ない人がいる、ということには理解をしめしつつも「こういうことやってるとユーザーからお金を吸い取ることしか考えてないソーシャルゲームばっかりになってしまう。本当のゲームを作るのに集中したいのに……」と悩みをのぞかせています。

ソース:What happens when pirates play a game development simulator and then go bankrupt because of piracy? | Greenheart GamesGreenheart Games

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