科学と技術

球状タイヤで自立・その場でスピンも可能な電動バイクを学生が開発中


バイクは手頃な乗り物なのですが、またがっている間は常にバランスに気をつけなければ倒れてしまいます。現在サンノゼ大学の学生が開発中のこちらのバイクは、球状のタイヤが常にバランスを補正するので自立が可能、また前後左右自由自在に走ることができるというすさまじく未来な乗り物となっております。


見た目はほぼバイク。

スチールのトラスフレームにたっぷりとバッテリーを搭載。

2つのボールには動力伝達用のコマを介して「乗っかって」いるだけなので自由な動きが可能となります。

ひっくり返した状態の動力部。下の3つのコマがコンピューターによって動作します。

ボール自体はカーボンファイバー製

コマがボールを回しているところ。車体が止まっていてもコンピューターがボールを微妙に動かし続けることでバランスを取ります。前後で逆に動かせばその場でスピンも可能です。
Omni-drive System Testing for a Self Balancing Motorcycle – YouTube

複数の軸をもつこうした車輪は「Omniwheel」「Omnidrive」と呼ばれ様々なものが研究・実用化されています。こちらのフォークリフトもそのうちの一つ。4つの車輪すべてが独立して動くので非常に小回りがきいています。
Airtrax Cobra Omni-Directional AWP’s – YouTube

相当過激な動きができそうなのですが、開発にあたる学生たちは「むしろ誰にでもより気軽に乗れる二輪車」を目指しているとのこと。完成が実に楽しみです。

ソース:SphericalDriveSystem

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