科学と技術

戦車兵の悪夢、A-10攻撃機が地上に鉄の雨を降らせている動画いろいろ


冷戦時代、地平線を埋め尽くすほどの戦車によって国境を突破せんとするソ連軍機甲部隊を食い止めるべく開発されたA-10攻撃機。搭載する30mm機関砲による地上掃射は、戦車兵にとってはまさに悪夢としか言いようがありません。


動画はこちらから。弾丸は音速を超えているので地面に巨大な火花が散った後に不気味な発射音が聞こえてきます。短い時間で大量の弾丸を発射するので「バババババ」とならずに「ブーン」という一つにつながった音になります。
DOUBLE A-10 GUN RUN – YouTube

こちらもたいがいの恐ろしさ。
A-10 Warthog Gun Run – YouTube

もっと間近で見るとこうなります。
A10 Tank Attack Target Camera – YouTube

A-10「サンダーボルトII」攻撃機は低い速度と高度で地上部隊を支援するというコンセプトのもと、多少攻撃があたってもへっちゃらな分厚い装甲と大量の弾薬を詰める積載性を重視して設計されました。

戦闘機の至上命題は運動性と考える「戦闘機マフィア」の一員であった天才設計者ピエール・スプレイが、これまたWWIIのドイツ最強の戦車キラーであったハンス・ウルリッヒ・ルーデルの自伝「急降下爆撃」を聖典として基本設計を行った機体はまさに異形。

その最大の特徴にして存在意義となるのが30mm多砲身機関砲GAU-8「アベンジャー」。1分間に3900発もの弾丸の雨を降らせる恐るべき兵器です。

そのサイズ、実こんな感じ。後部のドラム缶のようなところに弾丸が1174発入ります。

実写テストの動画もすさまじい。
A-10 WARTHOG GUN TEST – YouTube

弾丸を積み込むためのローダーもこんなに巨大です。

関連記事

建物のそばでジェット戦闘機が音速で飛ぶとこうなるという動画 - DNA

すさまじいパワーで視界も揺れまくるジェットエンジンのテスト動画 - DNA

垂直離着陸戦闘機「ハリアー」eBayで売り出し中、お値段930万円から・海外発送可 - DNA

憎悪の果て、永遠の空中戦を描く3Dアニメーション「PATHS OF HATE」 - DNA

重力加速度の40倍、40Gで目いっぱいブレーキをかけると人体はどうなってしまうのか - DNA

音速突破の瞬間、衝撃波が美しく雲を引く戦闘機の写真40枚 - DNA

違和感を感じるまでにふわりと降りてくる、最新型戦闘機F-35Bの着艦実証テスト - DNA

まさに大スターな戦闘機、F-14「トムキャット」の美麗画像31枚 - DNA

これは爽快、コックピットにカメラを積んだラジコンのF-16戦闘機からの動画 - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧