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現代経済学に挑戦「超科学を根拠に投資するファンド」が登場


現代文明の最高の頭脳が証券会社で日々投資のアルゴリズムを作ってはいるものの、実際のところ株価の上がり下がりというのは、その時その時の「確率」というか「空気」に左右される部分が大きくなります。ならば現在の科学では正否が判断できない占いや数秘術、迷信などの「超科学」で判断するとどうなるのでしょうか。実際にこのユニークな試みを走らせている人がイギリスにいるようです。


2010年5月6日、アメリカの代表的な株価の指標であるダウ平均株価が一気に1000ポイント下がり、そしてその直後に大きく戻すという「事件」がありました。

当時のニュース動画。パニックになっている様子が伝わってきます。
CNBC Coverage of the Dow 1000 Point Plunge – “Machine Error” – YouTube

いったいこの乱高下の原因が何だったのか?大量の誤発注によって、各社が自動で動かしていた売買ロボットのアルゴリズムが混乱したためこのような事態が起こったのだ……という結論めいたものが語られていますが、今でも経済アナリストの間で意見が分かれています。つまり、私達は人間の理解を越えた何者かの上で経済を動かしているといっていいでしょう。

インタラクション・デザイナーのシン・タット・チュン氏はこう語ります。「誰もがそれぞれの視点から市場を語りますが、その誰もが市場のことを完全に理解しているわけではありません」

そこで彼は、様々な迷信や超科学的メソッドに基づいて株式投資を行うアルゴリズムを開発しました。

「人々は絡むお金が大きくなるほどより無理性で迷信深くなります。ばかげたパターンが見えてしまったり、陰謀論や信仰に頼るようになります。例えばイギリスでは『13番地』の不動産価格が数千ポンド近くも低く算出されています」

アルゴリズムには、数秘学や占星術、月の満ち欠けやその他の様々な迷信・ジンクスなどを組み込んであるので、およそ普通の人間には理解のできない判断を下します。

タロットカードなんかも入っているのでしょうか。

恐ろしいのは、このファンドは出資を募って実際の市場で運営されている点。5000ポンドの資金を調達し、年末に清算されるということですが、さてどうなるでしょうか。チュン氏によれば実際、投資会社やファンドの中にはつい最近まで占星術で投資先を決めていたようなこともあるそうですが……現実世界とはかくもきわどいものだったのですね。

ソース:1 | A Robot Stock Picker That Trades On Superstitions | Co.Design: business + innovation + design

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