手数料も個人情報も不要、15円から送れるソーシャルカンパサービス「Kampa!」が公開ベータテスト中
インターネットを通じて知らない誰かにカンパをする、というのはかなり大変なこと。例えば「ブログを書いている人に100円投げ銭したい」と思っても高い手数料を取られます。そこで登場するのがこのWebサービス「Kampa!」。手数料不要、送るほうは個人情報も不要で15円という超小額からカンパが可能。Webで活躍したいクリエイターとそれを支えたい人たちはもちろん「普通」の人たちもみんな知っておくべきWebサービスではないかと思うので、紹介してみます。
こちらが「Kampa!」のWebページ。
Kampa!
「Kampa!」は送る側・もらう側の一切の手数料が不要、そして送る側は個人情報の登録が不要なカンパサービス。Amazonの買い物で使える「Amazonギフトカード」を使って、わずか15円から取引手数料なしで贈ることができます。
基本的には「みんなにカンパして欲しいもの」を提示して、賛同する人はそこに少しずつ募金していくという仕組み。自分のSNSのアカウントで広めてもいいですし、職場の備品をみんなでお金を出し合って買うときにも使えます。
サービスの利用にあたってはAmazonのアカウントと、もらう側のみ個人情報の登録が必要、といってもTwitter・Facebookアカウントからログインするだけです。「Kampa!」のシステム上に保存される個人の情報はまったくありません。
これは気軽だ、というわけでこちらのチュートリアルを読みながらカンパページを作ってみました。
カンパを募る方法
ではこちらの商品をカンパしてもらおうと思います。
ページの中ほどにある「登録情報」の「ASINコード」をコピーしましょう。
そしたらkampa.meのページに戻って「ASINコード」と「数量」を入力して「商品を登録」をクリック。
こんな風に追加されたら成功です。
アピール文などはこちらで編集が可能。
こんな感じで欲しいもの、紹介文、募集者(私)のプロフィールが表示されます。あとはこのページのURLを紹介すればよい仕組み。
高さ18m超!ブラキオサウルス超巨大造形物(恐竜等身大フィギュア)
カンパする方法
カンパする場合はこちらをクリック。
表示されるメールアドレスをコピーして、Amazonのフォームに入力します。
「レジに追加」した後、払い込みの手続きをしましょう。
カンパを受取る方法
カンパを募集するときにログインしたTwitterあるいはFacebookアカウントで再度ログインして表示されるメニューから「Profiles」→「Payment」を選んでクリック
「Amazonアカウントに登録」をクリック
あとは自分のAmazonにログインしましょう。
このように自分のアカウントにポイントが登録されます。
クリックで登録「済」にしておくと二重登録が防げます。
まとめ
Amazonには欲しいものを他の人に伝えて買ってもらう「ウィッシュリスト」という機能がありますが、これは商品金額を全額負担しなければ物を送ることができません。「Kampa!」は一部を負担するだけでもよいので、カンパの障壁がぐっと低くなります。
インターネットのお金のやり取りといえば、まず個人が企業にお金を払う「BtoC(Business to Consumer)」という形が真っ先に頭に浮かびます。そして最近はWebを仕入れに用いて原価を削減する「BtoB(Business to Business)」という形も増えてきました。
しかし、法人ではない個人どうしで商品と対価をやりとりできる仕組み、つまり「CtoC」というものは「ネットオークション」くらいのもの。インターネットには個人が制作した文や絵、写真、プログラム、アイディアがあふれているのにこれらを楽しんだ対価を直接支払える仕組みというのは、実はほとんど整備されていません。
個人の作りだした小さな何かにスポットがあたり、大きなイノベーションにつながることは今までもありました。単に「おひねり」の受け皿ではなく、そういうもっと大きな動きを加速させる可能性を「Kampa!」は秘めています。
ソース:Kampa!
関連記事
SNS上で彼女の代わりに甘い会話の相手をしてくれるWebサービス「Cloud Girlfriend」 - DNA
元恋人に「自分の悪かったところ」を質問するのを手助けしてくれるWebサービス「WotWentWrong」 - DNA
Tumblrをバックアップするためのツールやウェブサービス、スクリプトなどまとめ - DNA
自分のブログを一発でAndroidの課金アプリに変換できるウェブサービス「Feed.nu」 - DNA
思わず指名したくなる!面白い「社員紹介」ページを作るアイディア - DNA
Google提供、Webページ表示スピードの無料診断をオンラインで行なうサービス「Page Speed Online」 - DNA