科学と技術

違和感を感じるまでにふわりと降りてくる、最新型戦闘機F-35Bの着艦実証テスト


ジェット戦闘機と言えば、長い滑走路でないと飛んだり降りたりできない印象がありますが、現在開発が進んでいる戦闘機F-35Bは一味違います。どうみても普通の飛行機なのに、まるでヘリコプターのように垂直に降りてくる様は、実に違和感たっぷりです。


これはアメリカ東海岸・バージニア州沖で行なわれた着艦適正テスト。ヘリや垂直離着陸戦闘機などを搭載した強襲揚陸艦ワスプで、離着陸テストが行なわれました。
F-35B Ship Suitability Testing – YouTube

カタパルトのような加速装置をもたない小さな艦でも運用できるということで、改めて多目的戦闘機というコンセプトが確認されたことになります。

こちらは電磁投射砲、いわゆるレールガンをつかったカタパルトのテスト動画。現在は蒸気圧を使ったカタパルトが搭載されているのですが、ご覧の通り結構大げさなシステムとなっており、大型の空母でもない限り運用するのは困難です。
Navair – Electromagnetic Aircraft Launch System (EMALS) First Launch (Raw) [1080p] – YouTube

「どういう仕組みで浮き上がってるの???」と不思議な気持ちになった人はロッキード・マーチンによる解説動画をどうぞ。人間のテクノロジーでここまでやれてしまうのは本当にすごいですね。
F-35B – Taking STOVL to a New Level – YouTube

F-35BはSTOVL(短距離離陸・垂直着陸)と呼ばれる形式の戦闘機。現在の様々な補助戦闘機や攻撃機を1つにまとめれば大量生産・大幅コストダウンを狙えるのではないか、というコンセプトの元、色々な目的に使えるよう設計されています。

レーダーに映りにくいステルス性能に周囲すべてを見渡せるヘルメットディスプレイなどの電子機器、高い運動性能など意欲的な装備が目白押しなのですが、開発が遅れに遅れたために開発費が高騰しており、最近ではメリットが疑問視されることも。

日本の次期戦闘機にもSTOVL機能のないA型の導入が検討されていますが、さてどうなることでしょうか。

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