科学と技術

画面の中の3Dモデルの関節を自由自在にコントロールできるフィギュア「QUMA」


ポリゴンを組み合わせた3Dモデルは作成するのが難しく、動かすのはさらに難しいという問題があります。このフィギュア「QUMA」は画面の中のモデルにフィギュアとまったく同じポーズをとらせることができるコントローラー。まさに「次世代デッサン人形」の登場です。


3Dモデルはいくら人型をしていてもコンピューターから見ればただの立体なので、人間としてすごく不自然な関節の曲げ方もできてしまいます。これを自由自在にあやつるのはものすごく手間のかかる操作が必要です。

そこでこのQUMAが役にたちます。フィギュアの関節を動かすとセンサーが検知して、画面の中の3Dモデルのポーズを変化させることができるのです。

ポーズを変化させた後はそのまま使ってもよし。光源を移動させて陰影を変えてもよし。CGに落とし込むということもできます。ものすごく進化したデッサン人形のようですね。

フィギュアの限界が3Dモデルの限界となるので、このQUMAの関節の可動範囲は非常に大きなものになっており、自由なポージングが可能です。

動画は以下から。コンピューターとの接続はUSBなので、実際にはおそらくフィギュアからケーブルを伸ばして使用するのだと思われます。
‪QUMA‬‏ – YouTube

QUMAはソフトイーサ、株式会社セルシス、株式会社ビビアンの3社による合同研究・開発。フィギュア部分の設計・デザインはものすごくよく動くフィギュアシリーズ「Figma」のコンセプトを担当したベテラン原型師、浅井真紀氏によるもの。

Twitter / @masakiapsy: 既に一部情報が流れ始めたようですが、現在YOUTUB …

フィギュアのポージングというのは簡単に見えますが、実は熟練が必要な非常に奥の深い世界です。同じ立ちポーズでも目線や関節の微妙な角度で見た目の印象が変化し、素人とプロではその差が歴然としてしまう……というのはあまり知られていないように思います。

こうした微妙な調整をマウスやキーボードといった従来のインターフェイスでやるより、フィギュアを使ってコントロールしたほうがよりリアルにかっこよくポーズをつけられます。3Dによる創作の幅がまた一歩広がるのではないでしょうか。

ソース:報道発表資料 – 開発中の「QUMA」技術を応用した 3D モーションキャプチャ装置を公開

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