科学と技術

未来の埋葬は「ターミネーター方式」になるかもしれない


「ターミネーター2」で登場した液体金属のバイオロイドT-1000は、劇中で液体窒素によって凍らされた後、ショットガンでバラバラにされました。実は土葬など従来の方式と比べ、この液体窒素バラバラ方式が環境にやさしい埋葬方法として注目されているそうです。


スウェーデンのPROMESSA社で提供されている方法では、まず遺体は死後10日以内に摂氏18度まで予冷されます。それからさらに液体窒素でカチカチになるまで冷やされた後、強力な超音波によって粉々に粉砕されます。

人体の7割は水分、つまりこのまま溶けるとベタベタになってしまいます。そこで真空チェンバー内で減圧し、水分を昇華させると、遺体を丸ごとさらさらの粉末に仕上げることができます。いわゆるフリーズドライ食品の技術と同じ仕組みですね。

その後粉末は遠心分離器にかけられ義歯や骨折治療用のボルトなどの異物を取り除かれたあとデンプン製の壺に入れられ埋葬されます。壺も含めて半年から1年で土壌に分解されるそうで、希望によってはその上に木などの植物を植えるサービスも行なっているそうです。

キリスト教圏の国では「審判の日」に死者がよみがえると信じられており、それに備えてすべてのパーツをそろえて埋葬する土葬が好まれています。しかし費用や環境汚染などが問題となっていました。

この方式なら、身体すべてを粉末にし同じ場所に埋葬できるということで、そうした宗教的な問題もクリアしつつ処理方法もクリーンという理想的なものとなりそうです。

ソース:Promessa

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