ネット・PC

2010年「最も不正ダウンロードされた映画」は「最も儲かった映画」であったことが判明


「映画の製作者の利益を守るために、海賊版や不正ダウンロードは取り締まらなければならない」……というのが海賊版を撲滅する大きな根拠となっていますが、2010年に最も多くの回数不正にダウンロードされた映画は、実は2010年最も儲かった映画だったことが明らかになりました。


以下はbitTorrentの情報サイト、TorrentFreakの調査による作品別ダウンロード回数と興行収入のリストです。

昨年、あらゆる興行記録を塗り替えた映画「アバター」が、これまでの「スター・トレック」がもっていた1千96万回を超える1千6百58万ダウンロード、興行収入もタイタニックを超えて280億ドル(2兆3千億円)とぶっち切りでトップとなりました。

この結果を見ていると果たして「海賊版が映画産業を衰退させる」というのは本当なのか?という気がしてきます。海賊版はDVDやBlu-rayの売り上げに影響は与えるでしょうが、それで映画産業が立ち行かなくなるというのは眉唾ものの議論ではないでしょうか。

この表でさらに面白いのは、映画の興行収入とダウンロード回数が必ずしも比例しているわけではないところ。

例えば歴代興行収入5位の「トイストーリー3」、6位の「アリス・イン・ワンダーランド」といった王道の作品はダウンロード回数ではトップテン入りしていません。

逆に歴代興行収入トップ100にかすってもいない「キック・アス」「グリーンゾーン」がトップテン入りしています。

「どの映画を見ても無料」なら、限られた時間しかない人間の関心は「一番面白そうな映画」に向くのはあたりまえ。10作全部アクション映画という偏りを見ても、ダウンロード回数というのはインターネットユーザーにとっての映画の面白さを表しているものとも言えそう。「コピーもされないクソ映画」はかなり現実感のある罵りになりつつあるようです。

ソース:Avatar Crowned The Most Pirated Movie of 2010 | TorrentFreak

関連記事

目に見えない特殊な信号を照射して映画の盗撮をシャットアウトするためのデバイス「DFS-3」 – DNA

ソフトウェアのライセンスを違法共有サイトに1回アップすると77万4千651回コピーされる – DNA

「オフ交換」の復活か、ニューヨークの街中に登場した画期的なファイル共有システム「Dead Drop」 – DNA

Apple、日本のiTunes Storeで映画の販売・レンタルを開始、料金システムも発表 – DNA

[閲覧注意]B級映画スタジオから軍の訓練機関へ、ハリウッドの技術が米軍の訓練を支援する – DNA

まさにAmazonの「戦略兵器」、維持費無料の3G回線でやりたい放題できる「Kindle 3G+Wi-Fi」ハードウェアレビュー – DNA

世界各国のインターネット回線はどれくらいの速度が出るのか比較したグラフ – DNA

スターウォーズと他の映画がコラボしたポスターはこうなるはず、というアート – DNA

「わたしを離さないで」- カズオ・イシグロの傑作小説が映画化、日本では2011年春公開 – DNA

あのアンドロイドに似たロボットが登場するSFスリラー?映画「Blinky」のティーザー動画 – DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧

Twitter上のコメント一覧