アメリカ軍が演習目標を間違えて隣りにあった民間人のオリーブオイル工場を襲撃する事件が発生
時間と場所が正確でなければ奇襲作戦はうまくいきません。まさしく大失敗といってよい事件を、ブルガリアで演習中だったアメリカ陸軍の兵士たちが起こしてしまいました。
5月11日にブルガリアで行われた多国籍の軍からなる演習「Swift Response 21」で、アメリカ軍の第173空挺旅団はチェシュネギロヴォにある空軍基地跡地の施設を急襲する任務を与えられました。
しかし、何をどう間違えたのか、突入したのは民間人が経営する隣のオリーブオイル工場だったのです。
ごくごく普通の、なんということはない昼下がり。ネコもうろうろする平和な工場ですが何やら外が騒がしくなり……
突然完全武装の兵士の一団が登場。
洗練された淀みのない動きでまったく関係のない工場を制圧していきました。
実弾が発射されたり物が壊れたりということは無かったものの、突然銃を向けられた工場の持ち主はカンカン。軍は謝罪の声明を発表しています。
動画はこちらから。
US troops accidentally raid factory in Bulgaria – YouTube
できないことをできるようにする、あるいは失敗から学ぶのが演習ですが、このように襲う地点を間違える事故はよくあるもの。2002年にはイギリス海兵隊が英領ジブラルタルで上陸演習を行ったところ、誤ってすぐ横のスペインのビーチに上陸してしまい外交上の問題となったことがあります。
British marines storm Spanish beach by mistake – YouTube
逆に、演習場に民間人が入ってくることもよくあります。こちらでは演習場内のビーチに巨大なホバークラフトが現れ、注目を浴びています。
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Source: stripes – Army probes how 173rd Airborne troops accidentally stormed a civilian factory in Bulgaria
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