科学と技術

中国で高層ビル火災に対応した消火用ドローンの飛行実験が行われる


低価格化と高性能化がどんどん進むラジコンクアッドコプター、いわゆるドローン。小包の配達から犬の散歩まで、様々な可能性がテストされていますが、この度中国で高層建築の消火用ドローンの実験が行われました。


中華人民共和国重慶市でドローンメーカーの重庆国飞通用航空设备制造有限公司が行ったこちらの実験では、5トンの薪や300kgの灯油、100kgのガソリンなどが燃やされましたが、15分ほどで火災をコントロールすることに成功したとのこと。

用いられたドローンは25kgのペイロードを10秒で高度100メートルまで持ち上げ、20分滞空する能力があるそうで、中国で増え続ける高層建築の火災への対応はもちろん、交通渋滞などにも影響を受けずに火災への初期対応が可能になります。動画はこちらから。

The First Fire Drill for High-Rise Fire Fighting Drones Was Held in Dazu, Chongqing – YouTube

また、サーマルカメラなどを搭載すれば要救助者の位置も調べることができます。ドローンは4機くらい使えば人間も吊るせるので、将来はこうした救助活動もできるようになるもかもしれません。
人間はラジコンヘリ2台で空を飛べることが分かる動画 – DNA

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