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新型コロナ感染疑いの人に「GPS足輪」装着の命令がアメリカの一部州で出される


新型コロナウィルスの封じ込めをするには、ウィルスを持った人が無感染者に接触しないようにすることが大事なのですが、一方で家にいるよう命令することはその人の移動の自由を奪うことにもなります。アメリカではそうしたせめぎあいが激化しており、中には発症していない「感染疑い」の人にまで厳しい処置が取られるケースが増えているようです。

ケンタッキー州ルイビルの裁判所では、ある「感染疑い」の人物に対し、自宅謹慎の命令が裁判所から出されました。この人物自身は感染したかどうかは検査段階ですが、発症者や感染が強く疑われる人物などと同居していたため、命令が出されました。

しかしこの人物は命令後も外出を繰り替えしました。そこで裁判所は州矯正局を通じ、この人物の足首にGPS発信機を取り付けた上で、今後14日間の間に外出した場合は刑事罰を課すという命令を下しました。

ルイビルではすでに同様のケースが4件発生しています。他にも、州の衛生当局とは関係のない「コロナ検査所」が勝手に立ち上げられ、地元住民との間にトラブルとなるなど、様々な形で緊張が高まっているようです。

アメリカでは以前から性犯罪者の居場所を公開するよう求める運動があるなど、自由なようで排他的な面もあります。新型コロナの蔓延によって、こうしたダークサイドが強調されつつあるようです。
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ソース:Another Louisville resident exposed to COVID-19 ordered by judge to stay home | In-depth | wdrb.com

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