科学と技術

水中で気泡が出ないクローズドサーキットのダイビング機材をDIYする方法


海や池に潜水するダイビングの中でも、より厳しい環境で行われる「テクニカルダイビング」では、使用される機材も特殊なものになります。その中でも、吐く息を水中に排出せず、再び酸素を足して呼吸に用いる「リブリーザー」や「クローズドサーキット」と呼ばれる機材を自作している人がいるそうです。

リブリーザーは機材がかさばらず長時間の潜水が可能、泡も出ないなどの利点から色々な用途に用いられます。水路潜入する特殊部隊も愛用者のひとつ。1

口元のホースは一方通行になっており、吐いた息は二酸化炭素吸着剤を通って戻ってきます。酸素は消費され、二酸化炭素も減っていくので適宜酸素タンクから足していきます。

これをコンパクトにおさめるとこんな感じに。

リブリーザーの運用自体がそもそも難しいのに加えて、DIYだと運用に必要な安全装置がついておらず酸素中毒や潜水病、純酸素を用いることによる火災など色々な危険があります。分かる人にしか使うことができませんが、こんなものでもDIYできてしまうというのが驚きです。

そしてダイビングができるようになったら行ってみたいのはここ。ビル10階分、30メートル長を潜った先にはどのような世界があるのでしょうか。
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ソース:Oxygen Rebreather Dive Notes – AyLo

Oxygen Rebreather Design and Fabrication – AyLo

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