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アメリカン陰謀論の総本山「エリア51」襲撃イベントに200万人が「参加予定」を表明


アメリカのとある大学生が「アメリカ空軍の秘密基地『エリア51』をみんなで襲撃しよう。全員を止めることはできないはずだ」という、大規模テロへの参加をインターネットで呼びかけたところ、現在200万人以上が参加を表明、空軍も念の為厳戒態勢に入るという事態に発展しました。

ことの起こりはジョークFacebookイベント

このイベントを企画したのはアメリカの大学生、Matty Roberts。「ちょっとクールで面白いことを投稿しよう、と思っただけなんだ」という軽いノリで投稿されたイベントが現在参加予定206万人、興味あり151万人のビッグイベントになってしまいました。

20-Year-Old Says Plan to Storm Area 51 Was Just a Joke – YouTube

投稿者本人はあくまでもジョークのつもりで「誰かが傷ついたりするのは望んでいない」とのことですが……襲撃を持ちかけた場所が問題でした。

広がる炎

ネヴァダ州の砂漠の真ん中、エリア51といえば軍の秘密兵器開発プロジェクトにはじまり、政府とCIAの宇宙人とのコンタクト拠点である、エイリアンの死体が隠されている……など20世紀後半のあらゆる陰謀論と関係があるところ。

最初はジョークの分かる人たちばかりだけだったのですが、どんどん「ホンモノ」の人たちも興味を持ったようで、いろいろな襲撃計画が練られていきます。

空軍も半信半疑ながら動く

それでもいやまさか本当に襲撃されるようなことはないだろう……というのが大方の予想ですが、それでも万が一、億が一について準備しておくのが軍隊。空軍では警備ブリーフィングが行われており、その際、襲撃側の主要な防弾措置である「ナルト走り」について解説が行われた模様。

襲撃側は「ナルト走りなら弾に当たることはない」と言っており、一応検証はするようです。担当者の表情が実にいいですね。

Actual Air Force Brief My Cousin Had to Sit Through from r/memes

とはいえ、有志が作成した襲撃シミュレーションを見る限りでは大丈夫そうな感じです。
ArmA 3 – The M̶a̶s̶s̶a̶c̶r̶e̶ Raid of Area 51 – YouTube

襲撃開始まであと一ヶ月

襲撃予定は2019年9月20日。参加者はもちろんのこと、いろいろな企業が非公式協賛イベントを企画してなかなかの盛り上がりっぷりです。当初の主催者も襲撃イベントをパーティー化することを公式サイトで打ち出しており、襲撃の結果はともかくかなりのお祭り騒ぎになるのではないでしょうか。

ライブ中継ページが既に用意されています。
🔴 Area 51 Live: Storm Area 51, They Can’t Stop All of Us – YouTube

なお、実際に働いていた人によれば「宇宙人は見たことがない」とのこと。こちらの証言の真実が明るみに出たりするのでしょうか。
エリア51で働いてたけど何か質問ある? – DNA

ソース:1.5 million people have signed up to storm Area 51. What could go wrong? | Science | The Guardian

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