どう見てもUSBケーブルなWi-Fi通信機能内蔵型HID攻撃デバイス「O.MG Cable」
USBドライブなどをターゲットに接続して行うハッキング、いわゆる「HID」攻撃は、いかにも怪しげなデバイスを挿入しなければ防げるわけですが、こんなどう見ても普通のケーブルだと見分けることはできるでしょうか。挿入すると勝手に攻撃して、内蔵の通信機能でデータを転送するという恐ろしいアイテムが作られています。
USBコネクタには様々な機器が接続できるわけですが、中には有害なソフトウェアをホストに送り込んだり、電気的に破壊したりするような有害なものもあります。最近は回路の小型化によって、ごくごく普通のケーブルにWi-Fi通信機能すら持った攻撃用デバイスを埋め込むことができるようになったとのこと。動画中ではコネクタのデバイスがラップトップを自動で乗っ取り、Wi-Fiを通じてiPhoneからラップトップを動かすことができるようになっています。
You like wifi in your malicious USB cables?
The O•MG cable
(Offensive MG kit)https://t.co/Pkv9pQrmHtThis was a fun way to pick up a bunch of new skills.
Not possible without help from: @d3d0c3d, @cnlohr, @IanColdwater, @hook_s3c, @exploit_agency #OMGCable pic.twitter.com/isQfMKHYQR
— _MG_ (@_MG_) 2019年2月10日
こんなふうにいかにも純正でござい……というマーキングで売られたらたまったものではありませんね。
For those asking how to buy, please read the blog (listed in the post & vid).
It’s in process. I’ll have to make a few small changes. Hand crafting kit for red team work with extreme perfection is one thing. But selling that work needs caution :)
Perfection can be dangerous: pic.twitter.com/KzPOVfMUFf— _MG_ (@_MG_) 2019年2月11日
ハッキングがこんな牧歌的な雰囲気で行われたのは本当に昔のこと。現在はカフェで見知らぬ人が「ちょっとiPhone充電させてくれませんか?」と言ってきたら注意しなければならない時代です。
90年代の映画から「ハッキングしているシーン」をマッシュアップした動画 – DNA
ソース:O.MG Cable
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