科学と技術

ブガッティの3Dプリンタ製ブレーキキャリパーが思いっきり火を吹く実験動画


自動車の部品の中でも信頼性が求められるのがブレーキまわり。特にブレーキディスクの勢いを受け止めるブレーキキャリパーは特に強度が問題になりますが、これを3Dプリンタで製造し、実験している動画です。

ケースの中から取り出されたブレーキキャリパー。

曲線や左右非対称な部分がたくさん見られるのは計算による構造最適化の賜物。こうすることで各所にかかる力を均等にすることができます。どこか生物的でもありますね。

換算すると時速300km超の回転スピードから一気にブレーキング。思いっきり火を吹いていますが壊れる様子はありません。

動画はこちらから。
Bugatti testing the world’s first 3D printed brake caliper – YouTube

3Dプリンタは手軽に造形できる反面、精度や強度に問題を抱えていましたが、近年は銃の製造にも使えるようになるなど、多くの問題が解決しました。自動車1台まるごと出力できるようになる日もひょっとしたら近いのかもしれませんね。
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