「ブレードランナー」3本目の前日譚はジャパニメーション!「Blackout 2022」公開
「ブレードランナー」前作から新作「2049」まで、物語の中でも現実でも30年というとても長い時間が経ちました。先日からこの30年の間に何が起こったのかを物語るショートムービーが公開されているわけですが、最後となる3本目「Blackout 2022」は「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎監督によるアニメーションとなっています。
動画はこちらから。渡辺信一郎監督自身、オリジナルの「ブレードランナー」に沿うよう徹底的に拘って作ったとのことで、ビジュアルもサウンドもまさにあの日のロサンゼルスを感じさせるものとなっております。
【渡辺信一郎監督による前奏アニメ解禁!】「ブレードランナー ブラックアウト 2022」 – YouTube
この動画で描かれるのは「ブレードランナー2049」の設定で大きなカギとなる2022年の大停電「ブラックアウト」。これによってレプリカントの登録情報がすべて失われ、誰が人間で誰がそうでないのか分からなくなり、結果レプリカントの製造が禁止されるようになりました。
このため製造大手であったタイレル社は倒産、生き延びたレプリカントはひっそりと目立たぬよう暮らすようになります。
しかし2036年、食料生産技術を持つウォレス社が新たなレプリカントの製造技術を開発。滅亡の危機に瀕していた人類は、これを受け入れ再びレプリカントを作り始めます。この辺りは1本目のショートムービーから。
前作から「ブレードランナー2049」までに何があったのかを語る公式ムービー「2036: Nexus Dawn」公開 – DNA
しかし人間とレプリカントの間にある微妙な溝、敵対心、嫌悪感……とも言うべきものが横たわります。その空気は2本めのショートムービーから。
「ブレードランナー2049」2本めの前日譚ショートムービー「2048:NOWHERE TO RUN」公開 3本目は「日本製アニメ」であることも判明 – DNA
「ブレードランナー2049」は第1作から続く人間とレプリカントの不信感、未来への閉塞感がまさに頂点に達した世界の物語。海外の試写ではそれなりに好評だということで、日本での公開が待ち遠しいですね。
関連記事
「ブレードランナー」劇中の環境音を72時間流せるYouTubeプレイリスト - DNA
ファンが作った「ブレードランナー」のサイドストーリー動画「Slice of Life」のクォリティが高すぎる - DNA
「ブレードランナー」の主人公・デッカードの住む部屋をウロウロできるVRプロジェクト「Blade Runner 9732」 - DNA
レプリカントとひたすら追いかけっこ「ブレードランナー」を60秒に圧縮した動画 - DNA
ローテクでよりサイバーパンクに見える「ブレード・ランナー」のスーファミ風動画 - DNA
圧倒的なサイバーパンクビジュアルで迫るアドベンチャーゲーム「The Last Night」PC・Xbox版予告編がE3で登場 - DNA