オシャレなフランス紳士のための格闘技「Canne de Combat et Bâton」の動画
花の都という表の顔と裏腹に、昔は割りと危険な都市だったフランス・パリ。そんな街に住む紳士たちはファッショナブルである一方、自らの身体を守る術を身につけなければいけませんでした。「Canne de Combat et Bâton」はCanne、つまり紳士なら必ず持っていた「ステッキ」を使用した護身術であり、今もスポーツとして嗜まれています。
動画はこちらから。
Canne de Combat et Bâton : Festival des Arts Martiaux 2010 – YouTube
「Canne de Combat et Bâton」が護身術として登場したのは19世紀初頭のこと。ブルジョア達は「紳士の嗜み」としてこうした護身術を学ぶことが多かったようです。現在のスポーツとしての形が整ったのは1970年ごろ。フランス式キックボクシング「サバット」にもその影響を与えているとか。
木製の非常に軽量な杖で頭・胴体・スネをヒットすればポイントになり、ラウンドの終わりの合計点で勝敗を競います。杖は必ず片手持ちで突きや体当たりなどは禁止。防具をつけていますが、杖は非常に軽量なため見た目ほどダメージは大きくないそうです。
Canneだけでなく少し長めで両手持ちのBatonを使ったり、二刀流の「Double canne」という部門もあったりするそうです。「パリジャン」と呼ばれる彼らのイメージからはちょっと想像も付かないですよね。
剣道 vs Canne。リーチは剣道が有利ですが、スネ切りのできるCanneが色々な方向から攻めていて、なかなかいい勝負です。
kendo vs canne de combat – YouTube
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