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第2次世界大戦の悲劇をテーマにした「レニングラード包囲戦ダイエット」に非難殺到


ダイエットビジネスでは、痩せるための方法にインパクトがないと目立つことができません。しかしさすがに70万人の一般市民が犠牲となった第2次世界大戦の悲劇・レニングラード包囲戦をテーマにしたダイエットというのはやり過ぎではないのか、とSNSで炎上騒ぎがあったようです。

ロシアのダイエッターグループのリーダー、アレクサンダー・サイリーが提唱するこのダイエットは、レニングラード包囲戦当時の市民に配給されたのとほぼ同じ食事を続けることで「レニングラードの大勝利と連帯からエネルギーをチャージする」もの。1日に食べられるのはパン400グラム、男性はこれに加えてウォッカ100グラムを摂取できます。パンについては通常のものだけでなく、おがくず、キャットフードなどを加えた非常に粗末なものを焼くことも推奨されていました。

どう考えても必要な栄養素が足りない粗悪なダイエット方法であることはもちろん、当時の生存者やその子孫の感情を逆撫でするものでもあり「いったい何を考えているんだ」とSNSで大炎上。しかし主催者は「レニングラード包囲戦71周年を記念した。何が問題か分からない」と困惑しているということです。

ソース:The "Leningrad Blockade Diet" Works — Because It’s Starvation – BuzzFeed News

トップ画像:File:RIAN archive 907 Leningradians queueing up for water.jpg – Wikimedia Commons

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