アートとデザイン

「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で予想された2015年に登場する未来ガジェットのコンセプトアート


今年2015年は、かの名作SF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で、過去からマーティ・マクフライ達がやってくるはずの年。劇中では実に未来っぽいガジェットがたくさん登場していましたが、こちらはその企画段階で描かれたコンセプトアートです。

劇中のガジェットをデザインするにあたって、デザイナーのエドワード・アイスはコンサルタントのティム・フラッテリーと組み、実際に2015年になっても陳腐に見えず、未来的だけれども当時の科学的技術から見て飛躍しすぎておらず、しかも映画に登場する小道具として十分にエンタテイメント性がある……という大変むずかしい条件の中でデザインが行われました。

その甲斐あってか、実際に2015年になった今見るとほどよく未来・ほどよくレトロな、実に不思議な雰囲気のガジェットがそろっています。

1. 遠隔子守ユニット。Skypeなどのビデオ通話で半分くらいは実現しました。

2. ソニー製コミュニケーター兼マイクロディスク・プレーヤー。物理メディアが絶滅しかけるという予想はできなかったようです。

3. こちらもソニー製マイクロオーディオ。「出力1600ワットなので注意!」とのこと。当時「ソニー製」はクールの代名詞だったのです。

4. 真空脱水処理されたインスタント・ピザ。

5. 調理プロセス。

6. 3Dホロスクリーン式コミュニケーター。カメラではなくレーザーでスキャンするのは、当時開発されていた3Dスキャナの影響があるのかもしれません。

7. 公開当時の雰囲気がありつつ、しかも未来っぽいデザインが必要だった「80年代風レストラン」。

8. デロリアン用リモコン。

9. 逆さ吊り整形外科ギプス。

10.

11. 家事ロボット

12. 情報ジャンキーのデバイス群。腰にぶら下げたバックアップ用リアクターデバイスが若干物騒ですが、彼の身につけているものはすべて現代のスマートフォン1個に収まるようになってしまいました。

13. 庭師ロボ

14. マクフライ家のスケッチ。

15. 自動ホットドッグ販売マシーン

16. 冷蔵庫。

17. 自動料理マシーン。

18. 警備ロボ

19. ID認識・ファックスマシーン

20. 1インチのサイズに5.8ギガバイトのデータを収めるマイクロディスクのプレーヤー。容量は現在のDVDにだいぶ近いですね。

ソニーロゴが色々なガジェットに描いてあるあたりに、当時のソニーの存在感の大きさがよく分かります。今ならAppleのリンゴマークが入っているガジェットになるのでしょうか。

ソース:BACK TO THE FUTURE II — Edward Eyth

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