伝染病感染を防ぐ「脱ぎやすい防護スーツ」をアメリカの大学が開発
伝染病に感染しないようにするには、病原体に触れないことがまず第一ですが、防護服のデザインによっては、脱ぐときに付着物に触れてしまって感染することがあります。そうした事故を防ぐ防護服のプロトタイプが開発されました。
医療関係者へのエボラ出血熱感染が問題になりましたが、その感染経路は防護服の外側に付着した体液に触れてしまったからと言われています。「脱ぎ方」もこのように紹介されているのですが、それでも油断してしまうことはあるでしょう。
工場などで着用する防護服とはまた違った構造が、医療用の防護服には求められます。ジョンズ・ホプキンス大学では、外側に付着した体液が、身体に直接触れにくい防護服のプロトタイプを考案しました。
上の「脱ぎ方」と比べると、まったく手間が違うのがわかると思います。まず後ろを割って……
そして袖から伸びたヒモを踏む
そのまま体を伸ばすと、手を使わずに脱ぐことができます。
インナーグローブは脱げずに残るので、このまま防護服に触って片付けても汚染されにくくなっています。
腰のボンベからエアを送るので内側も曇りにくく、簡単な陽圧換気も可能です。
Johns Hopkins personal protective equipment prototype for Ebola – YouTube
ソース:Improved suit for Ebola caregivers chosen for funding in federal competition | Hub
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