3Dプリンタ製のフレームで古いカメラをデジタルカメラにコンバージョンした「FRANKENCAMERA」がすごい
昔のカメラのデザインはなんとも言えないユニークなもの、かわいいものがあるのですが、この外見をそのままに中身を最新型のデジタルカメラに入れ替えた、まさにフランケンシュタインなカメラがものすごい完成度で紹介されています。
1. そういうわけでコンバージョンに使われたのがKONICAのAuto S3。1973年から1977年まで販売されたコンパクトカメラでした。レンジファインダー式なのでフォーカス距離の再設定がやりやすく、メカも少ないのでコンバージョン向けの機種です。
2. CADで描かれた外側ボディ。
3. 中身はソニーのNEX-5。できるだけ小さく、センサーサイズの大きいものが選ばれました。
4. 出力された外側ボディとインナーフレーム。ボディの方は塗装され、貼り革加工されています。
5. かなり精度高く出力されているのがわかりますね。
6. シャッターボタン等は移設されるので、このような細かい再配線が必要でした。
7. 移設されたボタン。
8. 見事な収まり方です。
9. 撮影された写真がこちら。元が38mm f1.8というレンズなので、NEX-5のセンサーだと60mmくらいの焦点距離になるでしょうか。
オールドカメラをデジタルカメラにコンバージョンする改造は、ここ数年でかなりブームとなっています。こちらはその草分け的存在。旧ソ連のライカコピーにソニーのDSC-WX1を入れて近代化されています。
フェイク・バルナックライカをデジカメ化する
こちらもかなり完成度の高いニコン一眼レフ×Sony NEX-5N
Vintage camera digital conversion
他にも、35mmフィルムのパトローネ部分にセンサーと画像処理チップを搭載し、あらゆるフィルムカメラをデジカメに変身させることを目指した「DigiPod」など、オールドカメラを持ち歩きたいという人はたくさんいます。フジやオリンパスの製品はかなりレトロ調ですが、もっと選択肢が増えてくるといいですね。
ソース:The Making Of FrankenCamera | FrankenCamera
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