「スーパーマリオブラザーズ」新発見のバグによって全面クリア世界最速記録が1秒近く更新
以前新しいバグが発見され、様々な世界記録が更新されている任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」ですが、また新たに発見されたバグによって全面クリア世界最速記録が1秒近く更新されました。
達成したのはYouTubeに動画を投稿しているゲーマーのBlubber氏。動画はこちらから。
Super Mario Bros. Speedrun in 4:57.69 (World Record) – YouTube
ちなみに今回の最速記録更新について、Blubber氏自らが解説しています。以下にまとめてみました。
かなりギリギリなように見えたパックンフラワーとの当たり判定。緑の四角どうしが当たるとヒットするわけですが、ご覧のとおり重なっているようで重なっていない絶妙の位置で土管に着地していたのです。
imgur: the simple image sharer
8-2のゴール地点、キラーを踏みながら旗竿につかまるところ。旗から降りて城の中に歩いていくところが大きなタイムロスになるのですが、この方法だとマリオはブロックに引っかかって動けなくなるので、ゲーム側は「城に入って静止した」と勘違いするということです。このバグが今回のタイム削減のキーポイントとなりました。
1ピクセルの隙間があるものの普通このエリアに侵入することはできません。ただしエリア侵入判定のため1フレームだけ時間があるので、ここを足場にして飛ぶことができます。
ハンマーブロスの投げるハンマーの当たり判定。当時の開発技術ではあまりたくさんの当たり判定をもたせることができなかったので、ハンマーのうちのいくつかは当たっても死にません。
2014年5月25日に記録された前・世界記録の動画。これもかなり速いですが、ここからさらに1秒詰めるとは厳しい戦いです。
Super Mario Bros. (NES) – Speed Run 4:58.09 *WR* – YouTube
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