科学と技術

時間差ゼロでダブルタップを叩き込める二連銃身自動小銃「Gilboa Snake」を実際に射撃する動画


発射速度をものすごく上げることで、なるべくたくさんの弾丸を敵に当てようというコンセプトの銃はたくさんありますが「2発当てたいなら2発同時に発射すればいい」という非常にシンプルな答えを出してきたのがこちらの「Gilboa Snake」。最初に公開された時は「まさか」と思いましたが、実際に撃てるところまで開発を進めてしまったようです。


イスラエルの小火器製造・輸出企業Silver Shadow Advanced Security Systems Ltdの自動小銃「Gilboa」シリーズの中でも異色なものとなる2連銃身モデル「Snake」は.223口径の銃弾を一気に2発発射できるライフル。相手を撃つことができる時間がごく短い近距離戦闘や待ち伏せの際など、一瞬の間にできるだけたくさんの弾丸を送り込むことを目的にした……とのこと。

ガスピストン方式を採用したので、全長を短くすることができました。

アメリカでは16インチの長い銃身を装着した民間バージョンが発売されるということですが問題となるのは「1回トリガーを引くと2発以上弾が出てしまう」という点。アメリカではフルオートの銃が禁止されているため、これでは規制される可能性があります。2連銃身ピストルのAF2011-A1も許認可申請にものすごく時間がかかりました

Gilboa Snakeは、このようにトリガーを2つ設け、トリガー1つで1発が発射されるようにすることでフルオート規制を回避できるとのこと。2つトリガーを一気に引くのは射手の自由であり、銃としてはあくまでも「1発ずつ」ということのようです。

初めて公開された時は「これは本当に作っているのだろうか……」と思っていたのですが、着々と計画が進んでしまっているのが恐ろしいところです。

動画はこちらから。
First Look: Gilboa Snake Double Barrel AR-15 – YouTube

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