ナイツ社のSCAR計画向けプロトタイプ自動小銃の解説動画(字幕あり)
21世紀はじめごろ、アメリカの特殊作戦司令部(SOCOM)が特殊部隊の兵士向けの自動小銃のコンペを行い、その結果ベルギー・FN社のSCARが生まれたのはよく知られている所。しかしアメリカのナイツ社が提出したこのライフルはあまり知られていないのではないでしょうか。
今回公開されたのが「SLICK」と名付けられた小銃を含めた2丁。
SLICKは東側のカラシニコフ小銃のメカニズムの影響を受けたデザイン。
もう1丁はAR-15をベースに中身を再設計したものだったようです。
下の「Select Language」タブから「Japanese」を選択して再生すると字幕が表示されます。動画が表示されていない場合は、何度か「F5」キーを押してページの表示を更新してみてください。
アメリカ軍が現在使用しているM16シリーズの登場が60年代と、すでに50年近く経っているものの、未だその交代候補は現れません。90年代に一度新小銃開発プロジェクトが立ち上がっているものの、M16を超える設計のものは現れなかったようです。
最近は軍縮に向けた動きも始まり、開発予算も緊縮ぎみというニュースが聞こえてきています。ますます次の動きがなさそうな雰囲気です。
関連記事
ベトナム戦争時代に配布されたマンガ式「M16分解清掃マニュアル」 - DNA
[字幕動画]米軍のロングセラー自動小銃「M16A1」のメカニズムを徹底的に解説する1966年の動画 - DNA
[字幕動画]1990年代のアメリカ軍による新小銃開発プロジェクト、ACR(Advanced Combat Rifle)計画を詳細に解説する当時の広報用動画 - DNA
モジュラーレシーバーシステムを採用したコルト社の新型自動小銃「CM901」がデビュー間近 - DNA
超ロングセラー、第5世代カラシニコフ小銃「AK-12」の動画が公開 - DNA
アメリカ軍、なぜかAK-47用弾倉を59万2千825個調達 - DNA