アートとデザイン

監視カメラの映像に著作権表示のオーバーレイを加えるアート「Public Patch」


街中にあふれる監視カメラは人々の安全を見守る一方、監視される側には「監視者は監視カメラを自分の都合のいいように使うのでは」という無言の圧力を加えています。それでは「監視カメラの映像はクリエイティブ・コモンズライセンスの影響下に置かれる」ということを監視者に分からせることができれば……というコンセプトのもの作られたアート作品がこちらの「Public Patch」です。


こちらが「Public Patch」のキット。

こんな感じで誰でも設置できるように、キットになっているわけですね。

クリエイティブ・コモンズライセンスの中でもかなり強く権利を主張する「表示-非営利-継承(CC BY-NC-SA)」が設定されるという趣向。

街のカメラに設置したイメージ。「Public Patch」を設置することで、監視する人に「この動画は公共のものであり勝手に改変したり消したり変な利用の仕方をしたら分かってるんだろうな」という圧力をかけるというわけです。

権力を持った人はなぜか暴走してしまうもの。そうした人たちに釘をさすためのアート作品となります。制作はニュージーランドの芸術家、ジュリアン・オリバー氏。

ソース:Public Patch

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