心拍数によって演出が変化するインタラクティブなホラーゲーム「Nevermind」
演劇やコンサートなどのライブなエンタテイメントは観客の反応で表現が少し変化するもの。これに対して本やレコード、ゲームといったものは一度買ったら内容が変わることはほぼありません。それではもしホラーゲームが人間の反応を計測して内容を変えてきたら……という意欲的なプロジェクト「Nevermind」がKickstarterで進行しています。
「Nevermind」はデジタルアーティストのエリン・レイノルズさんが開発中のホラーゲーム。主人公は人の精神に入り込むNeuroprober(ニューロプルーバー)と呼ばれる職業の一員。心に傷を負った人の精神に隠れた謎を解き明かすことで、その傷を癒したり原因を解明したりします。
そういうわけでビジュアル的にはトラウマ感あふれるシュールでサイコホラーなシーンが連続するわけですが、さらに心拍計をつけることで演出の度合いやアクションなどの難易度が変更されるという仕組み
とりあえずGarmin社のランナー用心拍計が使用されます。ホラーシーンで「ドキッ!」とするとさらなるホラー演出がやってくるので、難易度を下げるには心を鎮めて落ち着いて対処するしかありません。ゲームが終わるころにはプレイヤーは自分の精神をコントロールする方法を学ぶことができます。
こうして生体フィードバックをゲームの演出のコントロールに使うだけでなく、ゲームでの経験を自分の成長に使うことができる「ポジティブなゲーム」を目指しているということです。
ベータ版のプレイ動画はこちら。ある女性のトラウマに入り込み「交通事故で死んだ」という女性の父親の死の謎を解き明かします。とりあえずホラーなので閲覧注意です。
Nevermind | BIO-FEEDBACK HORROR GAME!! – YouTube
現在Kickstarterで出資募集中。5ドルの投資から受け付けており、25ドルでダウンロード権、最高額の1万ドルを投資するとカスタムのステージを作ってもらえるということです。
ソース:This Video Game Knows When You’re Scared–And Gets Scarier ⚙ Co.Labs ⚙ code + community
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