アートとデザイン

「ゼロ・グラビティ」は顔以外ほぼ全部CGだったということが分かるすごいメイキング動画


合成技術があまり発達していなかったその昔は、できるだけ実物を撮影して合成は最小限にするのが普通でしたが、CG全盛の昨今ではありえないほどのレベルでCG合成が行われています。トップ画像もCG合成てんこもり。メイキングはかなり驚愕です。


地球軌道上でハッブル望遠鏡のアップデート作業を行っている主人公。宇宙服と構造物の一部を小道具で作って地球はCG合成かな……くらいに思えます。しかし「宇宙に浮かんでる感じ」を出すにはそれでは足りないのです。

そういうわけでまずは実写パート。さっきの画像からごっそりディティールが抜けました。

じゃぁどこがCGだったの……?というとこちら。宇宙服も構造物も、実は全部CGだったのですね。

動きをあわせるための仮レンダリング。つまりサンドラ・ブロックの顔以外全部CG。

あとはパーツやワイヤの動きを作って……

どんと合成。まさかのCG量です。

1分に1回以上科学的考証の間違いがあるといわれる「アルマゲドン」とは比べるべくもありませんが、公開後は「そこまでリアルではない」という評価もあった「ゼロ・グラビティ」。しかしこの映像を見ると「これで合ってるんじゃ……」という気持ちにもなってきます。
Gravity Show and Tell – YouTube

とはいえCGの弱点は「元の映像は貧弱」なこと。うっかり予算が切れたり、編集をミスったりしてCG合成前の映像が流れてしまうと大変なパニックが起こってしまいます。

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