ネット・PC

[字幕動画]次世代電子貨幣「Bitcoin」ネットワークの概略を知る


アメリカ最大のオンライン教育サイト「カーン・アカデミー」はありとあらゆる学問分野から様々な講座を提供しています。今回は「Bitcoin」講座の第2回。前回に引き続いて、Bitcoinネットワークの概略を学べます。


下の「Select Language」タブから「Japanese」を選択して再生すると字幕が表示されます。動画が表示されていない場合は、何度か「F5」キーを押してページの表示を更新してみてください。

 

補足説明

さて、この回ではBitcoinネットワークの基本的な仕組みが説明されました。Bitcoinはどこかに運営主体のサーバーがあって、誰かがコントロールしたり利益を出しているわけではありません。PCさえあれば誰でも無料でBitcoinのやり取りが可能です。

しかしBitcoinは「通貨」ですから、非常に高い信頼性が求められます。誰かがそのやり取りを監視・検証しなければなりません。誰でも無料で参加できる、そして誰かが運営しているわけではなく、利益が出るわけでもない。では誰がコストのかかる監視や検証をしているのでしょうか?

動画中では「マイナー(Miner 鉱夫)」がその役目を負っています。彼らは自分のPCの計算能力をBitcoinネットワークに一部提供することで、その見返りにBitcoinを得るのです。Bitcoinでは計算能力をBitcoinネットワークに提供することを「Mining(マイニング 鉱山掘り)」と呼んでいます。

詳細は後の動画で紹介されますが通常この計算は困難で、非常に時間がかかるものです。例えばあるマイナーが取引きを改ざんして不法に送金したりしようとすると、過去の記録をすべて計算しなおしてトランザクション・ブロック・チェーンを再生成しなければなりません。

こうして、計算量を高めることでシステムの防護に使う方法を「Proof Of Work」と呼びます。元々はシステム利用の際に簡単な数学パズルを解かせて計算量を使わせるセキュリティ方式ですが、Bitcoinはこのパズルをシステム全体の運営に使っているという点で面白いモデルとなっています。

前回の動画

[字幕動画]次世代貨幣、P2Pネットワークで送金する「Bitcoin」とは何か – DNA

関連記事

[字幕動画]次世代貨幣、P2Pネットワークで送金する「Bitcoin」とは何か - DNA

BitTorrentの巨大ネットワークを支える、わずか100人程度の「職業シーダー」達 - DNA

ネットワークエンジニアを働かせるのにぴったりの「イーサネットケーブル鞭」 - DNA

Netflixは海賊版ネットワークのランキングを見てどの映画を買い付けるかを決めている - DNA

[字幕動画]もし、ソーシャルネットワークサービスの「中の人」が現実世界に出てきたらこんな感じになるというおもしろ動画 - DNA

[字幕動画]「つながり」の錯覚……なぜソーシャルネットワークは孤独な人をなくせないのか解説する動画 - DNA

Raspberry Piで作るTor対応の無線LANルーター「Onion Pi」 - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧