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聞いている音楽からネオナチを探せるスマホアプリをドイツの警察が開発


21世紀になった今もナチズムを信望している、というかナチズムを言い訳にして自由に生きている極右主義者・ネオナチに悩むドイツの警察が、集会でかかっている音楽がネオナチっぽいものかどうかを検索できるアプリを導入するそうです。


このアプリは数小節曲を聞かせると曲名を判別できる「Shazam」と同様の機能をもつ、その名も「Nazi Shazam(仮称)」ドイツの警察が独自に開発したもので、事前に作成した「有害楽曲リスト」に該当する楽曲かどうかを判別するもの。

ネオナチの勧誘活動はクラブなどで行われる音楽イベントを偽装したものが多く、そうしたイベントでナチズムをテーマにした楽曲をかけ若年層に興味を持たせているそうです。

ドイツではメディアが若年層に有害でないかどうか審査があり、過剰な暴力描写、差別表現などに加えて、国家社会主義(いわゆるナチズム)の表現が禁じられています。2012年の1年間で79曲が有害と認定されましたが、現場の警察官がこれを聞き分けるのはかなり大変なこと。

そこでスマートフォンのマイクでイベントの音を採集し、リストに照らし合わせてアウトだったら即取り締まる、という方法が考案されたようです。当然のことながら表現の自由を侵害しているという批判が渦巻くほか、「それはこのあいだアメリカがドイツに行って国際問題となった盗聴捜査と同じではないのか」という声も大きいよう。

既存の大人しい曲を替え歌にした場合などはどうなるのか、なども気になりますね。取り締まりが音楽を変化させていく、というのも面白い現象だと思います。

ソース:German Police Develop App to Curb Neonazi Music – SPIEGEL ONLINE

トップ画像:NeoNazi_02 | Flickr – Photo Sharing!

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