世界初、仮想通貨「Bitcoin」の無人交換端末「Robocoin」が登場
P2Pネットワークを使用する最新の仮想通貨「Bitcoin」を巡る議論が最近活発に行われていますが、さらにユーザーのすそ野が広がりそうなのがこちら。複雑な設定をしなくてもBitcoinと現金をすぐに交換できるATMとも自動販売機ともいえる端末です。
通常、Bitcoinを扱うには「ウォレット」と呼ばれるソフトウェアをネットにつながったPC上で動かしたり、あるいはBitcoinを用いるネット上の決済サービスを使用する必要がありました。
PCを使い慣れている人であればこうした手続きや設定は簡単でしょうが、それでも普通の銀行口座よりはずっと複雑なので、銀行感覚でBitcoinのやりとりや売買をするのはちょっと難しいものがあります。
「Robocoin」は銀行にあるATMとほぼ同じような操作でBitcoinと現金を交換するデバイス。できるのはこんな感じ。
・現金でBitcoinを購入して指定のウォレットに送信
・現金でBitcoinを購入、「交換コード」を発行・自分のウォレットにあるBitcoinを現金化
・「交換コード」からの払い戻し
この手の「送金サービス」はマネーロンダリングや脱税の温床となるためかなりの規制がかかりますが、よーく説明を読むとRobocoinで行えるのはあくまでも「交換」にとどまり「送金」はグレーゾーンになっています。設置される国や地域に応じたローカライズをどうしているのかが気になるところです。
Robocoinはアメリカ・ネヴァダ州の企業で、現在はカナダ・ヴァンクーバーに設置されています。ちょっとした決済にBitcoinが使われるようになるとRobocoinを中心に人が動くようになり、交換手数料も無視できないものになるでしょう。
動画はこちらから。
Robocoin – YouTube
ソース:Robocoin
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