ソマリアの作戦で失敗したSEALsチーム6の「忘れ物」がいろいろと公開される
2013年10月5日、アメリカ軍はリビアとソマリアでそれぞれデルタフォース、シールズ・チーム6によるアルカイダ要人捕獲作戦を決行しました。しかしリビアでは成功するもソマリアのシールズはこれに失敗。「武装組織アル・シャハブに『人間の盾』を使われたため撤退した」と報じられていますが、現地メディアがこのチームが撤退するさいに残したとされる「忘れ物」の写真を伝えています。
見つかったのはGarmin社のGPS、Magpul社のEMAG(樹脂製のSTANAG互換弾倉)、MP7短機関銃の弾倉、ラインメタル社製のMK13フラッシュバンなど。
Garmin社のforetrex401。特殊部隊で使用されているのをよく見かけます。
実際にシールズ・チーム6がこれらの物品を回収できずに撤退したのか?というのは疑問が残るところ。例えばEMAGなどの樹脂弾倉について、アメリカ陸軍と海兵隊が2012年に使用を禁じていますし、発火させたフラッシュバンの安全ピンがそのままになっていたりと疑問点がたくさん見られます。
ソマリアでは2013年初め、フランス軍が同国の工作員を救出する作戦を行い失敗しています。この時の武装組織も同じアル・シャハブであることから「この時回収した装備を使いまわしてプロパガンダにしているのではないか」とも言われています。
近年はどんなにマイナーな武装勢力でも、地元メディアやインターネットを通じた広報活動、もっといえばプロパガンダを行っています。おそらくはこういう装備品の回収と公開についてもノウハウを持っているのではないでしょうか。
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