科学と技術

FPSゲームにしか見えないアメリカ陸軍の最新式シミュレーターの動画


FPSゲームにしか見えない、というか実はFPSゲームと同じエンジンを使っているから当然といえば当然なのですが、最近の先進国の軍隊ではシミュレーターを使っていかに訓練のコストをカットするか様々な試行錯誤が続いています。


訓練というと走ったり腕立て伏せをしたり……という体力づくりのことが思いつきます。もちろんそれだけでは実戦に送り出すことはできません。様々な状況にどう対応するか、という練習も必要になります。

しかしそのような練習には弾や訓練施設、燃料、移動時間など様々なコストがかかります。米陸軍は現役約54万人ですが、これは日本の大学受験でセンター試験に出願する人数とほぼ同じ。なんとかしてコストを切らなければ教育がままなりません。

以前、様々な状況に合わせて訓練を行うためにハリウッドの撮影スタジオが色々な仕掛けをほどこした訓練村を作って提供しているのを紹介しましたが、あれと同じようなことをシミュレーターで行います。

兵士はヘッドマウントディスプレイを通じて世界を見ます。

するとこの通り。

監視側はモニターで全体の様子を見ながら指示を出していくことができます。

射撃や移動の判定も室内で簡単に行えます。

状況への対応は「待ち伏せされたら誰がどこに動く」など、体が覚えるまで練習するものです。世界の軍には他にも「スカイダイミビングシミュレーター」や「応急処置訓練用の血を噴くマネキン」など様々な訓練用具が存在しており、コストカットが色々と進んでいます。

動画はこちらから。
This is NOT a Video Game – YouTube

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