エンタメ

爆破王マイケル・ベイ「ゴーストリコン」シリーズの映画化に着手


物が爆発する系娯楽大作映画を作らせたら、ハリウッドでは右に出るものがいないといわれる映画監督マイケル・ベイがUbisoftのミリタリーアクションゲーム「ゴーストリコン」シリーズの映画化に着手、ワーナー・ブラザーズからの配給が予定されています。傑作戦争映画「ザ・ロック」を超えることはできるのでしょうか。


Ubisoftの「ゴーストリコン」シリーズは軍事スリラー小説・ノンフィクション作家のトム・クランシーが監修する三人称視点アクション映画。プレイヤーは大統領直轄の極秘部隊「ゴースト」の一隊を操り、あらゆる痕跡を残さず世界の脅威を闇に葬るミッションに挑みます。

今よりもちょっとだけ未来の世界の戦争がリアルに描かれる一方、三人称視点ならではのアクションの派手さもあり、またチーム員に命令を出しつつの複雑な作戦行動が楽しめる人気の作品。2012年の「ゴーストリコン フューチャーソルジャー」ではXbox360のKinectコントローラーに対応するなど、ゲームそのものも近未来的な雰囲気があります。

マイケル・ベイはいわずと知れたアクションの大家。特に近未来SFものは得意中の得意であり、過去には「アルマゲドン」「ザ・ロック」などの作品が大ヒットしています。現在パラマウントで「トランスフォーマー4」を撮影中ですが、今月中には脚本やその他スタッフのセレクションに入っていくということです。

Ubisoftは他にも「アサシンズ・クリード」「スプリンター・セル」といった作品の映画化を現在進行中。単にライセンシングするだけではなく、脚本・撮影にかなり積極的に関わっているそうで、Ubisoftの映画ビジネスにかける熱意はかなり高いものがあります。

同社によれば「主流になれる映画を作るというよりも、ゲームの雰囲気を忠実に伝えるようなものを目指したい」ということで、映画化するというよりもゲームの続編の媒体として映画を選んでいる、というような姿勢のようです。

なお「ゴーストリコン」シリーズは過去に、実写版のプロモ動画や制作予告動画を制作しています。こちらは前作「フューチャーソルジャー」の際のショートムービー。かなり大作です。
Ghost Recon Alpha | Official Film [NORTH AMERICA] – YouTube

「フューチャーソルジャー」制作発表時の予告動画。こっちもかなり大作。
Ghost Recon: Future Soldier Trailer – Live Action – YouTube

予算のかかった劇場版となると、これ以上のクォリティが期待できるわけですね。なにより大爆発・大炎上・超ドラマが特徴のベイ監督が「あらゆる痕跡を残さず世界の脅威を闇に葬る」という素材をどう料理するのか、そこがかなりの見所です。

ソース:Michael Bay to Develop Ubisoft’s ‘Ghost Recon’ Film at Warner Bros. (EXCLUSIVE) | Variety

関連記事

娯楽アクション大作の王者、マイケル・ベイ監督作品のデータをまとめたインフォグラフィック - DNA

24分の大長編、最新作「ゴーストリコン フューチャーソルジャー」の前日譚を描く公式動画「Ghost Recon Alpha」 - DNA

[字幕動画]Kinectを使ってGhost Recon Future Soldierを操作するデモがE3 2011で公開 - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧