エンタメ

必然の殺害と向き合う特殊部隊員のPTSDをテーマにしたスリラー映画「Overwatch」予告編


現代の戦争では、統計上ほとんどの兵士は爆撃・砲撃によって死亡するため、「人が直接人が殺す」という場面は多くはありません。特殊部隊はその少ない直接的殺害を担うつらい任務。暗殺や急襲など目の前で人が死ぬのが必然の仕事なので、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の問題はかなり深刻なようです。これをテーマとしたスリラー映画が「Overwatch」。兵士達の心が少しずつ狂っていくさまが描かれます。


プロットは以下の通り:

包囲され釘付けとなった海軍特殊部隊ネイビー・シールズを守る秘密チームがいた。戦闘がエスカレートするにつれ、プロの戦士たる彼らも精神的な代償を支払うことになる……

監督・主演に元イスラエル軍特殊部隊のAaron Cohen、またバディ役に元アメリカ海兵隊Tony Nevadaが出演します。

動画はこちらから。
Overwatch Official Trailer – YouTube – YouTube

アメリカだけでなく兵士のPTSD問題は非常に深刻で、アメリカ軍史上最高の狙撃手と言われたクリス・カイルも、PTSDの退役兵に射殺されています。また本土で普通の生活を送りながら、モニターでは戦争の様子を見続ける無人攻撃機のパイロットの間でも、こうしたストレスによる障害はつきものだそうです。「Overwatch」は、スリラー映画というエンターテイメントの手法を用いてこの問題に迫っています。

ソース:Overwatch

関連記事

無人攻撃機のパイロットを取り巻く「普段の生活」を描く映画「Unmanned」予告編 - DNA

スピルバーグ監督の次回作は米軍史上最高の狙撃手の自伝の映画化と報道 - DNA

世界中で暗躍するアメリカの「暗殺部隊」の影を追いかけるドキュメンタリー映画「Dirty Wars」予告編 - DNA

戦いは人の顔をどう変えてしまうのかが分かる写真集「Marked」 - DNA

[字幕動画]音楽の力、狙撃兵を止めるため響き渡った「戦場のトランペット」 - DNA

映画「ゼロ・ダーク・サーティ」レビュー~良心と義務感の危ういバランス - DNA

この記事をブックマーク/共有する


前後の記事

DNAをこれからもよろしくお願いします!

Facebook上のコメント一覧