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実際の地下鉄の駅をモデルにしたFPSゲームのマップに公開中止要請がくる


PCの性能向上もあって、最近のゲームはものすごくリアルなグラフィックを表示できます。ところがあまりにリアルすぎたせいか、実際の地下鉄の駅を再現したマップに対し交通局が公開中止を要請してくるという珍事が発生してしまいました。


問題が発生したのは、カナダの学生Diego Liatisさんが、FPSゲームの中でもスタンダード中のスタンダードとされる「カウンターストライク:グローバルオフェンシブ」の追加マップとして作成したBerri-UQAM駅のマップ。モントリオール交通局はこれに対し「地下鉄をゲームの舞台にする許可は出しておらず、このまま公開すれば提訴する」という手紙を送ってきたのです。

許可されない理由はいまのところ不明。一部メディアに対する交通局のコメントを見ると、地下鉄のロゴや地図などの無許可使用を理由にしているようですが、何度か交通局に事前相談もしていたDiegoさんによれば「交通局はパニックを恐れている」ということです。

こちらがゲーム。
Berri-Uqam Station Preview CS:GO – YouTube

こちらが現実。
Montreal Metro: Station Berri-UQAM [HD] – YouTube

カウンターストライク:グローバルオフェンシブでは、爆弾をしかけようとするテロリストとそれを阻止する対テロ部隊というルールのゲームがあり、イメージ戦略に沿っていえばかなり悩ましいところ。

また、公開されている部分だけがマップになっているとはいえセキュリティの問題もゼロとはいえません。マップにされるほうの広報部門の人としては相当難しい問題です。

なお、おなじみ「Modern Warfare 3」ではパリ市街地が戦闘エリアとなり、エッフェル塔が豪快にぶっ倒されます。アメリカ人が作ったゲームは一味違いますね。
Modern Warfare 3 Gameplay | Eiffel Tower collapses | HD 1080p – YouTube

ソース:Le métro en guerre | Faits divers et judiciaire | Actualité | Le Journal de Montréal

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