レーザー光を照射するカートリッジで的を撃てる「LaserLyte Laser Training System」
銃の練習がしにくいのは弾と大きな音のせい。そこで出力の弱いレーザーを使えばこの2つの問題を同時に解決することができます。「LaserLyte Laser Training System」は超小型レーザー発光器を入れたカートリッジを使うシステム。技術の進歩はすごいですね。
LaserLyteシステムではこのようなレーザー発光器入りのカートリッジを使用します。45口径やショットシェルまで、様々な口径のものが用意されます。
これをチェンバーに装填。
ファイアリングピンがお尻を叩くと一瞬だけレーザーが銃口から発光します。リムが落としてあるのでスライドを引いてもカートリッジが飛び出ることはありません。
レーザーが特殊なターゲットに当たると、このように軌跡が表示されます。
連続射撃は反動が無いのであまり意味がないのですが、ホルスターから抜いて初弾を撃つ練習や、銃が誤作動した時のマルファンクション(故障)ドリルなどに活用できそうです。
LaserLyte Training System – YouTube
そこで昔から訓練用にこうしたデバイスはいろいろと考えられてきました。日本でもその昔、20年以上前に当時のMGCが「シューター・ワン」というデバイスを販売していました。火薬を使って動作するけれども弾は出せないモデルガンの銃口から出る微弱な赤外線をターゲットが感知します。
赤外線リモコンに反応して動いているところ。
IMGP4722.AVI – YouTube
当時は安価なモデルガンと組み合わせて早撃ち競技会やシューティングマッチなどで盛り上がっていたようです。その後、弾が出るエアソフトガンの高性能化やモデルガンへの自主規制の高まりもあり「シューター・ワン」は消えていきました。
楽しいモデルガン(1) – YouTube
楽しみ方が多様化している昨今、こうして実際に動かして遊べるデバイスはまた人気が出ると思うのですがどうでしょうか。
LaserLyte Laser Training System Review
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