結構意外?クエンティン・タランティーノによる13歳の女の子のファンレターへのお返事
1992年「レザボア・ドッグス」でデビューしたクエンティン・タランティーノはカルトでち密な作風で知られます。気難しい人という印象もありますが、1996年、当時13歳だった少女のファンレターへのお返事はなかなかあたたかいものでした。
1996年、脚本をつとめた「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の公開直後に書かれたものと思われます。
1. かなり汚い字ですが、タランティーノ監督直筆です。
サラへ
すばらしい手紙をありがとう。今まで受け取った中で最高の手紙です。「ダスク」を気に入ってくれてよかったです。撮影がとても楽しかったからね。演技もうまくできたと思っています。ホラー映画が好きな女の子がいてうれしいです。
これからもロックでいこう、サラ!
マリオ・バーヴァというイタリアのホラー映画監督をしっていますか?「モデル連続殺人!」や「血ぬられた墓標」「ブラック・サバス 恐怖!三つの顔」を撮った人です。僕は彼が大好きです。あなたの手紙をミラ(・ソルヴィノ 訳注:当時のタランティーノの恋人)も気に入ってくれました。またいつでも手紙をください。あなたがいつかカメラを持つ日が待ち遠しいです。愛をこめて
クエンティンひっくりかえして→
2.
サラ、ダスクがそんなに好きならメイキングの「Full Tilt Boogie」がもうすぐ出ます。どれだけ楽しく撮影したか分かります。気に入ってもらえるとうれしいです。
3. プロマイドにメッセージとサイン。
サラへ
愛をこめて
リッチー・ゲッコーより
(おっと、俺は死んでるんだった)クエンティン
4. ミラ・ソルヴィノからもメッセージが。
私とクェンティンに手紙をありがとう。あなたはとっても素晴らしい人みたいね。映画監督になれるのは間違いないと思います。20世紀最高のお仕事よね。とにかく、幸運を。
あなたを信じる私より。
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