科学と技術

ロシアの新型アサルトライフル「AK-12」5.56㎜版と12ゲージ版も発表


イズマッシュ社が伝統的なアサルトライフル「AK」シリーズの次の世代として開発している「AK-12」のバリエーション開発が進行中であることが明らかになりました。破綻に陥ったイズマッシュ社を救う起死回生の1丁となることは果たして可能でしょうか。


「AK-12」は輸出を強く意識しており、追加の光学照準器などを装着するレールにNATO軍向けの標準規格であるピカティニー・レールを採用したり、セレクタやコッキングハンドルを左右両利き対応にするなどかなり近代的な設計のモデル。

これまではAK-74で採用された5.45x39mm弾のモデルが報道されてきましたが、海外市場に対応するため、各種弾薬を使用するバリエーションも開発されていることが明らかになったようです。

西側では非常にメジャーな弾薬、5.56mm(.223レミントン)バージョン。マガジンが収まるマグウェルが追加、そしてパドル式マガジンキャッチが廃され、よく見るボタン式のものに変更されています。

12ゲージ散弾版。

イズマッシュ社のラインアップには、AK-74小銃をもとにした輸出モデル「AK-100」があり、こちらも西側の主な弾薬を使用できるバリエーションが存在しています。上述のAK-12は、これら既存のバリエーションを置き換えるものと見られています。

ただし、メインマーケットとなるアメリカに輸出するには、民間向け規制に適合するようフルオートに改造できないようなセレクタ部品や、ピストルグリップと銃床が一体となった形のストックへの変更が必要となります。

ソース:The Firearm Blog ≫ EXCLUSIVE: Civilian AK-12 Coming 2013 in .223 AND 12 Gauge

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