イギリスのダンディ野郎のための運動会「Chaps Olympiad」開催
さすがのイギリスといえども「ジェントルマン」を見かけることが少なくなったといいますが、「未だ健在」をアピールすべくイギリスの伊達男達(Chaps)の運動会「Chaps Olympiad」が毎年開催されています。
「Chaps Olympiad」は2005年から今年で7回目の開催。本場のイギリスでも絶滅危惧種になりつつある伊達男なジェントルマン達が、世界に蔓延するやぼったさに対抗するというのが会の趣旨。スモーキング・ジャケット(タキシードの原点)に身を包み口ひげを生やした粋な男性が「金のクラバット(ネクタイ)」をめぐり、帽子ゴルフや執事釣り競争、アイロン台サーフィンやこうもり傘突きゲームなどを行います。
様々な装いのダンディ達。
競技はすべてポイント制で、勝敗だけではなくファッションや立ち居振る舞い、ズボンの折り目を崩さなかったかどうかなど真のジェントルマンであったかどうかというのも審査対象となります。また競技に負けた場合にも負け方によってボーナスポイントが付与されます。
Gentlemen do battle in Chaps Olympiad – YouTube
参加者いわく「これは世界の負け犬であるイギリスが世界に誇れる大会である」とのこと。昨今は性差による役割の違いをあまり強調しないようにしよう、という風潮が大きいのですが、イギリスの文化的遺産であるジェントルマンはずっと残っていて欲しいものです。
ソース:Video: Gentlemen, bounders and cads compete in Chaps Olympiad – Telegraph
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