最も人間の足の筋肉の構造に近い2本足ロボットが登場
人間の体というのはものすごくコンパクトに様々な機能を詰め込んでいるので、材料や技術が発達してもこれを再現するのは大変。様々な研究が進行していますが、アリゾナ大学では人間の足の筋肉の構造をほぼそっくりに再現した2本足のロボットを開発しました。足首の粘るところが非常に人間くさいです。
開発したのはアリゾナ大学ロボット・神経システム研究所を率いるアンソニー・ルイス博士のチーム。
モーターでケブラー製の腱を巻き取ることで足の筋肉の構造を精密に再現しています。
1. 「筋肉」:の分割を表した図。高さ55cm・4.5kgです。
これを制御するため、CPGと呼ばれるコントローラーに地面の感触をフィードバックし、足取りのリズムを変化させるという仕組み。
動画はこちらから。
University of Arizona Biped Robot – YouTube
作業ロボットが必ずしも人間そっくりである必要はありません。しかし人間とロボットが混在するような環境で使う際は、設備を共通化できるため有利になります。
なによりもこの自然な雰囲気。いかにも高い技術が使われている、という感じがいいですね。
ソース:U of Arizona Researchers Build Bipedal Robot
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