「本を読めば4日間刑期短縮」ブラジルの刑務所でユニークな試み
平成15年の統計では、日本の再犯率は約50%。一度罪を犯した人の約半分がもう一度罪に手を染めてしまうそうです。犯罪者が多すぎて刑務所がいっぱいになってしまっているブラジルではこれはまさに死活問題。少しでも再犯率を下げるべく、ちょっとユニークな計画が立てられているようです。
現在検討されているのは「1冊本を読むごとに4日間刑期を短縮する」というルール。年間で12冊分、合計48日まで刑期を短縮できるようになるそうです。ちょうど1か月に1冊の計算ですね。
色々と制限もあって、まず1冊あたり4週間以内で読みきらなければなりません。また減刑が認められるには正しい文法で書かれた読書感想文の提出が必要です。プログラム参加者は事前に委員会の審査を受けて合格する必要があります。
囚人が「モンテ・クリスト伯」を読んでいるところを想像すると若干シュールなものを感じなくはありませんが、刑務所側は「世界に関するより豊富な知識を持って社会に戻ることができる」としています。
ソース:Reading offers Brazilian prisoners quicker escape – chicagotribune.com
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