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浮遊感あふれる映像を撮影できる「ステディカム」を使った超長尺シーンの動画


カメラを手で持って動き回ると上下にブレてしまうため、動かしながら撮る時はレールの上に載せたりクレーンを使ったりするのが一般的でした。そんな常識を変えたのがトップ画像のようなステディカム。ヤジロベエの要領でブレを吸収するため、あたかもカメラが低く飛んでいるかのような不思議な映像になるのですが、これを使うとこんなにも尺の長いシーンを手持ちカメラで撮影できます。


普通こうした群衆を取る時は、グループごとにカットして角度を変えて撮影してしまいますが、この動画ではステディカムを使ってなめるように群衆全員を映像に収めていきます。

ステディカムに載せられたカメラが滑るようになめらかに動いているところはもちろん、背景のセットにも注目。カメラマンの動きを妨げないように少女の背後に回り込むときに壁が割れたりします。
Incredible Steadicam shot Behind the Scenes of Hugo – YouTube

撮影された動画をさらにCGで加工した完成版がこちらの映像。
Incredible Steadicam shot Behind the Scenes of Hugo – Finished VFX – YouTube

独特の映像が撮影できるため「ロッキー」や「シャイニング」といった映画に撮りいれられ演出に用いられているほか、ステディカム自体もかっこいいため映画の小道具として登場することもあります。

これはジェームズ・キャメロン監督作品の「エイリアン2」からステディカムに載せられたM56A2スマートガン。重たい機関銃をコンピューター制御のサーボ付きアームで動かすという設定がいかにもSFという感じ。現在の外骨格型ロボットにもコンセプトは生きています。

ソース:Steadicam BTS from the filming of Hugo at FreshDV

トップ画像:ファイル:John E Fry Steadicam Operator UK.jpg – Wikipedia

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