20世紀初めに大流行した「ピストル決闘学校」
20世紀の初め、「タイマンの決闘でケリをつけようや」という風習がギリギリ残っていたころはワックスの弾を詰めた本物のピストルでお互いに撃ちあうピストル決闘学校がありました。なんでも練習しておけばいざという時に役にたつものです。
フランス・パリで1905年に医師のde Villersという人が「決闘の学校」として開いた「Club de Pistolet」というスクールがはじまり。
「無血決闘」というのが売り文句でフェンシングのようなワイヤーのマスクや防具をつけてワックスの弾丸で撃ちあうというもの。見た目もそのまんまフェンシングですね。
最初はスクールとしてオープンしたものがいつしかリクリエーションとして相当に盛り上がり、1909年にはアメリカに渡り東海岸で大ヒット。ニューヨークにもCarnegie Sword and Pistol Clubとthe New York Athletic Clubの2つのクラブがありました。
完全防御の参加者。防具をつけているとはいえ手を撃ちぬいてしまうなどけがの絶えない遊びだったそうです。
手甲付きのピストル。弾を実弾を混ぜないようにするのが大変そうです。
ソース:≫ Paintball, Edwardian-style ? “bloodless duelling” with wax bullets, circa 1908
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