史上初、性転換手術を受けた元男性がミス・ユニバース・カナダの決勝に進出
「謙虚で美しく知的な21世紀の女性像(the combination of humility, beauty and intelligence that define women of the 21st Century)」を選ぶミス・ユニバース・カナダの決勝に、性転換手術を受けた元男性が出場することで話題になっています。
ジェンナ・タラコバさんは19歳の時に性転換手術を受けた「女性」。カナダ大会の予選に出場し65人のファイナリストに選ばれましたが、主催者側が「女性として生まれたとしたことは、応募書類の偽造に当たる」として、参加資格をはく奪していました。
しかし、ミス・ユニバース機構の代表であるアメリカの富豪ドナルド・トランプの意向ではく奪は撤回、いよいよ目前に迫った19日の決勝に出場します。
タラコバさんのパスポート。性別欄には女性を示す「F」の表記。
「すごく注目されているけど、悪いことではないわ。だってよいことだもの。人類の平等がかかっているのよ」とタラコバさん。
ジェンダーマイノリティに関する議論は100人いれば100通りの考えがあり、このニュースも「コミカルな騒動」から「マイノリティの人権がまた1歩拡大」まで無限のグラデーションをもってとらえられていると思います。
こうした大規模な大会で起きた出来事は、多くの人々に影響を与えます。ミス・ユニバースは確かに人々のまなざしを変える判断をしたのではないでしょうか。
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