「全然知らない人とコラボが決まった瞬間」エピソードいろいろ
「今日、鼻歌を歌っていたら隣の建物の人が一緒に歌ってくれたの。こんな風にぜんぜん知らない人と一緒に何かやったことある人いる？」という掲示板の書き込みに、面白いものや感動できるものなど、さまざまなエピソードが集まりました。
歌は人々をつなぎます。
酔っ払って朝の4時に道を歩いてたら、友達の一人がデカい声で「デェェェェオ！デェイェェェェエオ！」と「バナナ・ボート」を歌いだした。そしたら向かいの通りから続きが聞こえてきて、そのうちあちこちで大笑いしながら大合唱になった。奇妙だったけど美しかった。いい思い出だ。
Harry Belafonte – “Banana Boat Song (Day O)” – 1956 – YouTube
世代を超えたコミュニケーションも。
4年前、18歳の誕生日に仲間とボーリングに行った時のこと。その時はiPodにFMトランスミッターをつけて、カーラジオから音楽を流していたんだ。
ある交差点にさしかかった途端、それまでデスメタルが流れていたのがカントリー・ミュージックになった。横を見ると中年の夫婦が不思議そうな顔をしていた。彼らも同じようにFMトランスミッターで音楽を聴いていたんだね。お互いにお互いのiPodから流れる音楽が聞こえていたんだ。
すると旦那の方が、突然舌をべーっと出してメロイック・サインをキメた。超かっこよかったから友達と一緒に思わずサムアップしたよ。
注：こんなポーズです
Josh Todd/Buckcherry
同じ気持ちの人と出会えれば。
ダイアナ王妃が亡くなった日、テレビはずーっと同じニュースを流していた。イヤになったから外に出てバスに乗って、何か食べに行こうと思った。
バスに乗っていたのは他におばあさん一人で、やっぱり同じようにニュースがイヤになった人だった。だから気があって1時間ばかり人生や、家族や、もちろん王家の人たちの話題でおしゃべりをした。
男のエール交換。
ネットの回線工事の仕事をしてた時は、でかいベルトをして電動ドリルや他の大工道具をつるしてたんだ。で、ある日、工事が終わって外に出ると、20mくらい向こうから似たような男がやってきた。
目が合うと、やつはいわゆるガンマンの決闘ポーズをとった。足を肩幅に開いて膝を少し曲げて、右手はドリルのグリップにかかってるあれだ。俺も即座に反応した。そしてなんとも言いがたい合図でどちらからともなくドリルを抜き、相手に突きつけたんだ。お互い爆笑だよ。
後は手を振って別れた。つまらない日にああしたおふざけをやってくれる人はありがたいね。
意気投合できました。
ある日、仕事場に年老いた女性が来て僕の仕事について質問をしてきたんだ。彼女は僕の応対をほめてくれたんだけど「奥さん、僕はただしゃべっているだけですよ」って言ってただけだったんだけどね。
その内に彼女は盛り上がってきて僕の仕事についてもっと色々聞いてきたんだけど、ふとしたきっかけで、彼女が「79歳の誕生日は老人ホームにいたからぜんぜん楽しくなかったわ」って話になった。
「じゃぁ80歳は盛大にお祝いしなきゃね」ってこたえたら彼女は初めてお酒を飲んだときのことを話し始めて、僕と同い年だったら飲み比べてもきっと負けないって言い出した。だから僕も80歳のお誕生日に勝負しよう、って約束をしたんだ。
数時間後、彼女はヴェンティサイズのモカを持って来てくれて、それからも時々コーヒーを差し入れてくれる。4倍も年の差がある人とお酒が飲めるなんていまからとても楽しみだ。
他にも「ボヘミアン・ラプソディを一緒に歌った」体験が多数見られたほか「バスで騒いでたやつをみんなで追い出した」などワイルドなコラボ体験もいろいろありました。勇気を出せば新しい出会いは色々なところにあるようです。
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