盲目の仲間を見守る固い絆、犬のブレアとタナーの物語
私たちには推し量ることはできませんが、犬どうし、何か伝わるものがあるのかもしれません。固い友情で結ばれた盲目のゴールデンレトリバー・タナーと、彼の紐をくわえてずっと付き添い導くミックスのタナーのお話です。
ゴールデンレトリバーのタナーは、心臓に疾患があり、生まれた時から目が見えませんでした。生まれて最初の1年は幸せに暮らしていましたが、飼い主が亡くなると引き取り手が現れずに行く場所がなくなってしまいました。
そのストレスのせいか持病が悪化。一度は引き取られたものの盲目も手伝ってパニックに陥ることが多く、新しい飼い主さんはタナーを持て余してしまいます。動物病院の裏で飼われることになっても状況は変わらず、獣医さんは「1度ならず、安楽死をすすめたことがある」と語っています。
しかしある日、道で撃たれた野良犬のブレアがやってきて、何かが変わり始めました。人を怖がるブレアと何も見えないタナーが庭で出会い「こんなことが起こるはずがない」という奇跡が起こったのです。
タナーはブレアと出会ってからみるみるうちに回復、発作を起こさなくなりました。タナーと出会うまでは警戒心をあらわにしていたブレアは、みるみるうちに人懐っこい犬になりました。2匹は互いに互いを癒していきました。
今、ブレアはタナーのひもを引っ張ってまるで盲導犬のよう。いつもタナーのことを見守っています。現在、獣医さんやボランティア団体の人たちは、2匹を引き取って、いつまでも一緒にいられるように新しい里親さんを探しているということです。
動画はこちらから。
ソース:Blind Pooch Gets Guide Dog in Heartwarming Tale
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